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ディープ・ブルーのNeCoのネタバレレビュー・内容・結末

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

良いサメ映画
年代もありCG感の強さは否めないが、ストーリー構成からパニック要素、所々予想を裏切ってくるシナリオもかなり良かった

新薬の開発のために国際法違反を侵した実験を行い、結果として研究対象であった鮫に高知能が宿るという話
極限下での脱出や仲間の死を連続で目の当たりにすることへの絶望感、またその中で生まれる一種の勇気みたいなものをうまく体現している
映画で言うところの良いシーン、心に響くような言葉を口にするシーンにも容赦ない自然の猛威と人のエゴが生み出した怪物が襲い掛かるので中々に衝撃かつ、より絶望感にリアリティがあった
博士が死ぬようには思わなかったので、ラストの畳みかけでは良い意味で裏切られた
締め括りもかなり好み

こういうある程度突拍子のないパニックホラーでは、トーマスジェーンが相変わらず良い味を出してくる
タイトル回収も痛快なので、王道サメ映画として好まれるのも理解できる
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