『不条理なる、
“力業”(ちからわざ)』
不条理ものが好きな理由として、やもすればシュールにもなりうるその展開をどう着地させるのか。その期待値が映画に集中させる。映画を観進めさせる。そういう事かもしれません。だから、驚くようなどんでん返しが用意されてなくても、その着地の美しさ、華麗さを期待して観てしまってる気がします。
この作品、一言で言えば、むっちゃくちゃ。カオス。とっちらかってる。で、園監督は絶対に確信犯的にそれを狙ってやってる。
『ゴーストシップ』に負けない位のスパッと感で幕を開ける物語。けなげを人形(ひとがた)にしたかのようなトリンドルちゃん。ひょろひょろなおみ足で走りまくる姿がまた事態の辛さを際立たせてます。
その後から普通の学園ものに突入かと思いきや、まぁ観ている者を突き放す、いや置いてきぼりにするかのような展開発信!もう交番のくだりから、主人公同様に「ハイ~っ?」ってなったと思いきやからの戦隊ものチックなチープな戦いからのって何じゃこりゃあ~ヽ(♯`Д´)ノって言うしかない。
だからこそ、ここまでやっといてどう落とし前つけるつもりなんだぁ~?って監督に思わせられてる気がしてならない(笑)全くそんな事も考えずにやってるってだけかもしれないけど、やっぱこの監督はその辺が只者じゃない。のかなぁ?(^∀^;)
ある意味この映画のジャケットが呈示してるものはなかなか核心!正直着地点としては、華麗でもなければ、美しくもない。でも、強い酒無理矢理飲まされて押し倒されたかの如くなこの力業感っ!いや、あの旬な方を使ってのこの腰砕けなオチ。映画語らせたら最高な彼のあの姿。そして「そんな理由かいっ\(--;)」って突っ込もうと思うんだけど、その手が“既-すんで-”で止まる…いや、止まらないか普通!とてもじゃないけど腑に落ちないし、ちゃんとした伏線があるわけでもない。
な·ん·だ·け·ど、
昔松ちゃんがコントでやってたキャシィ塚本の
“ド~~~ン!!!!!”ばりなこのパワー(><*)ノ~~~~~
ボクはキライじゃないけど、いや好きでもないんだけれど…φ(゚ー゚*)でも、感じられるこのパワーだけはちょっとスゴい!興味があって怖いもの観たさがおありな方は、ぜひ!?どうぞヾ(・ω・*)
でも、軽はずみな鑑賞はやけどしちゃうかもよヾ(☆ゝ∀・)ノ