題:乳繰り愛の物語はカンベン
私は大戦後のアフリカ内戦に興味があり、
教材の意味も兼ねてこの手の映画は機会があれば観るようにしている。
『ホテルルワンダ』、『ラストキングオブスコットランド』や『ブラッドダイヤモンド』からは得るものは多かった。
本作もその意味で借りて、何の予備知識もなく…観てしまった。
監督はショーン・ペン。
マドンナもロビン・ライトもぶん殴った男、
ミスター・ドメスティックバイオレンスのショーン・ペンが監督とくれば、
どんなリアルな暴力を目にできるのかと…
期待も大きかった。
ふたを開けてみたら、ちょークソ!
延々とセロンとバルデムの乳繰り愛を見せつけられる。
お前ら、アフリカに人助けにきてんじゃねーのか?
ラノベやりにきてんの?
人道支援ってさ、所詮、金持ち白人の道楽なのか?
つーか、そもそもアフリカの戦禍っておまえら欧州人が蒔いた種なんじゃね?
と、ツッコんだが、登場人物たちも薄々それを自覚していて、少し哀れpatheticだった。
あと、画面のサイド、フォーカス合ってないんすけど!何のから演出?
コンタクトがうまく入らんかった日の視界みたいでクソウザいっす。
本作、酷評されているらしく、カンヌ映画祭に出品されて上映後ブーイングだったらしい。
6年の時と約10000kmの距離を経て、今ここ日本から送りたい。
ブーイングと、ささやかなフォローを!
マジで救いようのないクソ映画だったが、グロ描写は悪くなかったぞ!