紀里谷和明監督のハリウッド進出作品だそうで、出演する役者たちもなかなか豪華です。
大臣への賄賂を断ったことで、反逆罪となったバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は、部下のライデン(クライヴ・オーウェン)騎士の手による斬首刑となります。主君を失ったバルトークの騎士たちは、身を隠し無念の思いで復讐の時を待ちます。
大臣側の騎士でありライデンの宿敵であるイトーを演じている伊原剛志さんがなかなかいい味を出していて良かったです(伊藤さんなので、イトー😄?)。
前半は、ちょっと映画のチョイスを失敗したかなと思ったりもしましたが、後半に近づくにつれて面白くなってきます。
忠臣蔵のエッセンスが入っている映画だと言われますが、私は、あまり感じませんでした。ただ、雪の降る夜の復讐劇が、忠臣蔵的な雰囲気を醸し出しているのかもしれません。
"Last Knights" と言うタイトルなので、"Last Samurai" と比較される事が多いのかもしれませんね。両方ともに、騎士や武士の終わりの時代のお話です。西洋の騎士道と、日本の武士道とは、似たようなところがあるような感じがしました。
騎士道の規律を尊重して、主君の復讐を果たしに行く映画です。騎士や武士の世界がお好きな人におススメの映画です。