MoviePANDA

インシディアス 序章のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

インシディアス 序章(2015年製作の映画)
3.5
『チーム·エリーズの胎動』

少しばかりごぶさたしておりましたパンダでございます🐼ボクにとっての“いとしいしと”である桑田様が活発に動き始めますと、どうしても頭が映画から音楽モードに切り替わってしまうものですから、とても映画を観る感じではなくなるのですが、今回はどうやら映画半分、音楽半分な気分で落ち着いておりますので、マイペースではありますがぼちぼちレビュー再開したいと思います_(._.)_

実はレビューが滞っていたのには、もうひとつ理由がございまして、それが何を隠そうこの映画でございます。一度観たらば1作目と2作目も観たくなり、そして観直し、さらにもう一度この序章を…ってな感じでここのところ、ALWAYSインシディアスな日々を送っておりました。

まず……
このシリーズ面白いですネっ( ゚∀゚)
「何をいまさら」ってな感じですが、観直してみて前2作のスコア上方修正しました!で、この3作目なのですが、前2作以前のエピソードという事もあり、当然あの家族は不在。さらには監督がジェームズ・ワンから、前2作の脚本を手掛けたリー・ワネルにバトンタッチというウィークポイントになりそうな膳立てでありながら、しっかりインシディアスしてて大変感心致しました!

エリーズがあのふたりと組むまでが描かれる前日譚。ハッキリ言って結構なばあ様のエリーズが主役って、なかなかなチャレンジだと思うのですが、それがマイナスに感じられない話の面白さがまず素晴らしいです♪冒頭、「あれ、エリーズってこんなにばあ様だっけ?」って感じつつ、最後にはそう見せた事が作為的であったと思わされるあたり、憎いです。

そのエリーズ、主役とはいえ前半は女子高生のクインが主人公とばかりに、彼女の周りで起きる怪奇現象が話の主。なのでその辺り、対象の家族が変わったというだけで、きっちり雰囲気はインシディアス。ただ、恐怖演出はジェームズ・ワン監督の方が上。だから、怖さは半減。しかしながら、リー・ワネル監督は怖がらせ一辺倒では前2作に勝てない事を分かっているからか、ミステリー的な“どう話を落とす”かを気にさせる展開に舵を切る事で、この映画をパワーダウンした続編に貶(おとし)めなかったですね(‘∀‘ )

今回ビックリした事がありまして、このエリーズを演じているリン·シェイという人。何と『メリーに首ったけ』の時の“小麦色ばあさん”こと、マグダだったんですね!w(゜o゜)w役が変われば見た目も変わるってな感じで、いやはや、やはり女優さんというのはスゴい!そして、もうひとり。心霊研究コンビのスペックスとタッカーの、スペックスはリー・ワネル監督だったのね!さすがに『SAW』や『マトリックス·リローデッド』の頃に比べると、おじさんになってて全く気付きませんでした!

それはさておき、エリーズばあさんスター・ウォーズに負けじと覚醒!もはやアクションでは!?と言いたくなる彼女の“彼方”での活躍には心が躍る( ゚∀゚)ノジェームズ・ワン監督の前2作の彼方は真っ暗だったのに対し、今作の彼方は少し明るめ💡その分、その彼方でのシーンが長めに設けられていて、怖いというより、もはや楽しい!それ位、『がんばれ!ベアーズ』ならぬ、がんばれ!エリーズとばかりに応援したくなる事必至な展開!

エピソード0として、実にしっかりと作られてるこの作品。冒頭のエリーズは何故老けて見えたのか?スペックスとタッカーは何故ふたりしてあの格好なのか?そして、最後に現れるは…?

気付けばすっかりこのシリーズのファンになってる気が致します( ・∇・)来年のチャプター4も今から楽しみだ!
MoviePANDA

MoviePANDA