あるちう

シンクロナイズドモンスターのあるちうのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ・感想】
ニューヨークで恋人フィルと暮らすグロリアは失業後、再就職出来ず、日々友人と飲んだくれる生活を送っていた。
そんなグロリアに愛想をつかしたフィルに別れを告げられ、家も追い出されてしまった結果、地元に戻り独り暮らしを始めることに。地元でも飲んだくれるグロリアだったが、同時期に韓国のソウルでモンスターが暴れ始め。。

序盤~中盤はアンハサウェイ演じるグロリアがダメ女で成長していくコメディ映画と思って観ていたのだが、中盤以降はとにかくグロリアが可愛そうで泣けてくる。
とにかく出てくる男たちが揃いも揃って狭量なクズばっかり。
まともな倫理観を持ち、人間を人間として扱い、命の尊厳を知っているのはグロリアと最後に出てくるバーの女主人くらいのもので、あとはろくでもない。
設定が荒唐無稽なのは置いといてもストーリーのまとめ方はそれで良かったのか。。もったいないです。

【良かった点・好きなシーン】
自堕落な女子を演じるアンハサウェイの魅力。そこに尽きます。起きなきゃいけないのに寝ちゃう。
飲んじゃいけないのに飲んじゃう。酔ったらいらんこと喋っちゃう。イケメンに期待してがっかりしちゃう。可愛いですね!ダメ女好きの性癖にがっつり刺さりました笑

多分、グロリアはすごい真面目だったんでしょうね、元々は。倫理観もちゃんとしてるし、自分が起こしてしまった事件を知ってからはお酒辞めたりとか、しっかりしてる。
でも歪んでしまった。多分モンスターが誕生するきっかけとなった事件で。幼少時のそこを掘り下げていたらもっと面白くなったのになぁ。。と思います。
あるちう

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