彦次郎

三国志英傑伝 関羽の彦次郎のレビュー・感想・評価

三国志英傑伝 関羽(2011年製作の映画)
3.0
「三国志演義」の関羽千里行のエピソードをメインに据えた歴史アクション。
死後ではありますが皇帝を超え神様になった武将関羽が主人公。従来の長身赤面で偃月青龍刀を振り回す殺戮マシーンではなく憂鬱な表情を浮かべた余り強さを感じない地味な外貌です。作品の都合上ロマンス要素を入れたかったのでしょうが劉備の奥さんに恋慕しているのも頂けない。義弟張飛と共に「兵1万に匹敵」、「関羽と張飛が入れば大事を成せる」と敵将から評される程の豪傑にして義人といった風情が感じられないのが残念でした。
曹操については理知的かつ複雑な人情味のある英雄としての側面が表現されているのが良かったと思います。
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