たけちゃん

クリミナル 2人の記憶を持つ男のたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
外見が違っても、愛せるんだろうか……。


アリエル・ブロメン監督 2015年製作
主演ケヴィン・コスナー


今日は珍しく、実はちょっとスキーで転倒して、肩やっちゃって病院へ行ってました。大事はなかったけど、年とともに色々と脆くなってるのが露わになりました(笑)
そのため、お仕事はお休み。で、同じく仕事が休みだった嫁と共に、1日映画観てた(笑)


その中の1本がこちら。
「クリミナル 2人の記憶を持つ男」


なるほどなぁ……な作品でした。
面白かったけど、スッキリする作品でもないので、このスコアです。もっとアクションメインだと僕のスコアも上がったことでしょう(笑)
なんと言っても、豪華キャストでしたね~\(^o^)/


主演はケビン・コスナーなんだけど、今回は珍しく極悪人ジェリコ・スチュワートの役。髭のせいもあり、最初直ぐにはケビンって分からなかった。感情がない暴力的な役なんだけど、タイトル通り、2人の記憶を持つ難しい役なので、気合い入ってましたね( ˘ ˘ )ウンウン


そして、映画冒頭に登場するCIAエージェント役がライアン・レイノルズ。その妻がガル・ガドットです。なんすか、この夫婦。嫉妬するわ( ¯−¯ )フッ
ガル姉さんは可愛かったなぁ……。
足スリスリしたいぞ~。
ライアンずるいぞ~\( `皿 ´ クー)

ワンダーウーマンも好きなんだけど、このくらいの可愛さがあった方がいいなぁ。ありゃ、強すぎる(笑)


トミー・リー・ジョーンズは老け役だったので、いつも以上に爺さんだった(*^-^*)ゞテヘヘ
記憶を移植するフランクス医師の役。


そして、憎ったらしいCIAの上官クウェイカー役がゲイリー・オールドマン。僕は凶悪人のジェリコよりも、このクウェイカーが酷い人間で嫌悪しましたよ(‐ω‐;)


あと、みんな大好きスコット・アド筋スも出ていましたが、イマイチパッとしてないかも。もう少し、がっちりアクションみたいよね( ˘ ˘ )ウンウン



さて、リードの話に戻ります。
少しネタバレ気味になりますので、悪しからず。



この映画、他人の記憶を移植する話なので、外見は別人だけど、自分の愛した人の記憶が他人の中にあるストーリーです。
この手の作品は他にもありますよね。
「セルフレス」とか「フェイス/オフ」とか
つい先日観た「アナイアレイション」もある意味そうだし、SFではおなじみかも( ˘ ˘ )ウンウン
そこで問題なのが、外見が他人でも僕らは同じように愛せるのか?という話です。

「愛」って、僕らは人のどこを愛するのか?
外見が同じだが、心は別人の場合はどうか……
例えば「フェイス/オフ」のような場合。
それはやはり裏切りじゃないのか……。
逆に、外見は違うけど、記憶は愛した人の場合。
その違う外見の相手を受け入れることが出来るのか……。

この問いはかなり難しい。
僕は「心身」って、揃って人格だと思うんですよね。
心だけを愛するわけでもないし、無論、外見だけ愛するのでもない。人を愛するって、それらが揃ってこそのことですよね。
人を愛するプロセスは、外見からかもしれないけど、内面を知らずには愛せないでしょ?そして、内面を知って愛するようになると、愛に継続性や永遠性が生まれる。外見って変わるものだから、内面を愛するからこそ、外見が変わっても変わらずに愛せるんだよね。相手が何かを失っても、たとえ病気になっても愛せるんだと思うのよ。
でも、それが全くの別人だと同じには愛せないよなぁ……。どこまで残っていれば、愛せるんだろうか?すごく考えてしまった( ˘ ˘ )ウンウン



観終わった後に、嫁と、これは今までと同じようには愛せないよね……との結論になりました。
やっぱり映画のようにはいかないよなぁ、と。
そんなことを考えた作品となりました( ˘ ˘ )ウンウン
その意味では、とても良い作品でした(^-^)