雨宮慶太監督による90年代SF時代劇

クリーチャの造形や武器がユニークで、血糊量もとんでもない！

ラストは肉片飛び散る大爆発シーンもあり！！

『ゼイラム』森山祐子や阿部寛の殺陣もカッコ良かったです♪



戦国の世。

不思議な刀の出所を探ることになった疾風(阿部寛)と酔狂(永島敏行)は、野伏りの里がある宝剣山へと向かう。

一方、山で一人暮らす少女れんげは、異星人3人(森山祐子)の争いを目撃。
1人から死に際に"タオ"を預かった。

疾風と酔狂は、れんげに道案内をしてもらい、里の支配者・角行(榎木孝明)の下へ。

しかし角行は、異星人の武器となる最強生物マカラガの封印を解こうとしていて……



阿部ちゃんのヅラの違和感www

フェイスハガーのスリム版みたいな生物が、生き血を吸って大怪獣マカラガになるシーンが最高でした！

マカラガになってからは敵味方関係なく人間を喰い散らかしていくので、もう里は血肉まみれ(笑)

永島敏行と榎木孝明のバトルは気功っぽいのですが、半分くらいは武器や素手喧嘩もあって楽しい～

森山祐子は異星人3役！
タオを預けて死んだクズト
白髪ツンデレ・アビラ
クールビューティ・マリエン

そんな森山と阿部寛のソードアクションがカッコいいんですよ！！

里での大人数相手の殺陣は迫力満点！！！

マカラガは半分くらいCGですが、寄ったり爆発する際はきちんと作られているので、その造形も一見の価値アリです☆

2021/09/29
監督 雨宮慶太
吉野紗香
阿部寛
永島敏行

【サムライVSエイリアン】

主君の命を受け、凄まじい強度を持つ刀の秘密を探る旅に出た修験者と侍が、やがて異星からやってきた恐るべき怪物とそれを追う異星人との闘いに巻き込まれていく様を描く異色のSF時代劇。

阿部寛でもう一本。

「ゼイラム」で知られる雨宮慶太監督作品、登場する怪物は独特の造形、というか森山祐子や螢雪次朗、井田國彦という「ゼイラム」トリオが揃い踏みでそれだけでもファンには嬉しい限りだった記憶。

ブレイク前夜の阿部寛、永島敏行に榎木孝明となかなかの豪華キャストを揃えているのも見所で、この手の特撮が好きな方なら楽しめると思う一本です。

鑑賞日1998年頃　VHSにて

• #1998SYU
• #SFSYU
• #時代劇SYU

公開当時に観た時は、イマイチだった印象しかなかったのだが、時を経て見返してみると、これがなかなか面白くてびっくりした！

「ゼイラムの続編をやるなら、時代劇がいい」と言っていた雨宮監督(wikipedia調べ)。今作の基本構造はまさにゼイラム。

「異世界からやってきた怪物を、地球人と異世界の女戦士森山ゆうこが力を合わせて倒す」

これ。

今回の怪物はアップを実際に作り、全形、動きの激しい箇所はCG。映し方は今の牙狼の魔戒騎士に近い。魔戒騎士はスーツだが、これを巨大クリーチャーでやったのは、偉い！！

登場したのが昼のシーンのため、CGの箇所にどうしても違和感が出るが(牙狼を夜のバトルを中心にしたのはこの経験が生かされたのではないかと勝手に推測)、そこは目を瞑ったとしても、他に見せ場はいろいろあった。

俳優陣が豪華！
今をときめく阿部寛、お騒がせ女優になる前の吉野紗香(当時ちよっとファンでした。しかし演技は棒)、そして永島敏行と榎木孝明！

特に最後の2人は、牙狼のバルチャスの基になったと思われる、影が闘う法力バトルや殺陣、さらには素手での格闘迄やってのける！これはなかなか見られないのでは？

あとは細かな伏線が展開の中でしっかり生かされている点も好印象。昔見た時は気づきませんでした汗

ゼイラムの主演2人、螢雪次朗と井田州彦もちょっと出演しているし、やはりゼイラム3の位置付けなのかなと思う。

思わぬオススメ(⌒▽⌒)
嬉しい再発見でした。