kazu1961

ロブスターのkazu1961のレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.4
▪️JP Title :「ロブスター」
Original :「The Lobster」
▪️First Release Year : 2015
▪️JP Release Date : 2016/03/05
▪️Production Country : アイルランド・イギリス・ギリシャ・フランス・オランダ・アメリカ
🏆Main Awards :
第68回カンヌ国際映画祭 審査員ジョン
▪️Appreciation Record : 2020-593
🕰Running Time : 118分
▪️Director : ヨルゴス・ランティモス
▪️Writer : ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ
▪️MusicD :
▪️Cast. : コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、ジェシカ・バーデン、オリヴィア・コールマン、レア・セドゥ
▪️My Review
ランティモス監督らしい野心的で、ぞっとするほど奇妙な作品です。
ランティモス監督作品は、ある理不尽なルールに縛られ、生きていくことを強いられる人々の姿を描いていることが共通していますね。
今回も恋愛が強制され、出来なければ動物にされるというプレッシャーの中で、必死に生きなければならない社会が舞台になっています。
そしてそのテーマの仕掛け方も絶妙です。
・観客に答えを投げかけるラスト
・動機不明なオープニングシーン
などはその代表的なセンテンスで、それぞれのシーンの意味を考えながら鑑賞するとより深い体験になるかと思います。
そう、特にこの作品は、あえてラストを描いていません。。。映画の中であえてラストを描かない事で、二人のその後を、観る人がその感性によって幾通りにも考えることができるんですね。
個人的には、エンドロールの終わりの方に、海の波の音が入っていることから。。。。。
ヨルゴス・ランティモス監督は、他作品「籠の中の乙女」「聖なる鹿殺し」でもラストシーンはいつも観客にそのシーンの意図を投げかけて終わりますよね。。。
本作、第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた異色の作品です。とあるホテルに集められ、45日以内にパートナーを見つけなければ動物にすると言い渡された者たちを待ち受ける運命を描いています。監督は、『籠の中の乙女』などのヨルゴス・ランティモス。コリン・ファレルを筆頭に、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、レア・セドゥ、ベン・ウィショーなどの実力派が結集しています。奇想天外な設定や物語に加え、彼らが織り成すストーリー展開にも引き込まれる、そんな作品です。

物語は。。。
独身者であれば身柄を確保され、とあるホテルへと送られる世界。そこでパートナーを45日以内に見つけなければ、自身が選んだ動物に姿を変えられて森に放たれてしまいます。そのホテルにシングルになったデヴィッド(コリン・ファレル)が送られ、パートナー探しを強いられることに。期限となる45日目が迫る中、彼はホテルに充満する狂気に耐え切れず独身者たちが潜んでいる森へと逃げ込みます。そこで心を奪われる相手に出会って恋に落ちますが、それは独身者たちが暮らす森ではタブーでした。。。

▪️Overview
アカデミー外国語映画賞ノミネート作「籠の中の乙女」で注目を集めたギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズら豪華キャストを迎えて手がけた、自身初の英語作品。2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。独身者は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられて森に放たれるという近未来。独り身のデビッドもホテルへと送られるが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出す。デビッドはそこで恋に落ちるが、それは独り者たちのルールに違反する行為だった。(引用:映画. com)
kazu1961

kazu1961