kuu

クズとブスとゲスのkuuのレビュー・感想・評価

クズとブスとゲス(2014年製作の映画)
2.5
『クズとブスとゲス』
製作年 2015年。上映時間 141分。
奥田庸介監督が、社会適応力ゼロな人間たちが繰り広げる血と暴力と涙の物語を、自ら主演を務めて描いた作品。

見知らぬ女性を拉致監禁し、裸の写真をネタにゆすりで生計を立てるスキンヘッドの男。
男はヤクザの下で働く商売女を毒牙にかけてしまい、逆にヤクザから恐喝されるハメになる。
麻薬の売人から足を洗いながらも職が見つからず、恋人の誕生日プレゼントを買う金ほしさに、また売人の道へ足を踏み入れるリーゼントの男。男からのプレゼントに恋人は喜ぶが、それが売人で得た金と知り大喧嘩となる。
1人バーで心の傷を癒す女にスキンヘッドの男が近づき、いつものように女を罠にかけ、女は金のためにデリヘル嬢として客を取るようになる。。。

※かなりお下劣な感想ですし、お読みになり気分を害されましたら御許しのほどを。

思ったよりもマトモな映画やとは思いました。
今作品はブスは出てこないグズとゲスの物語でした。
善き物語か否か、
楽しめる作品か否か、
求めるか否か、
好む好まざるのか、
理解は出来ないし、どちらかと決めかねます。
To be or not to be.
これに関して、ハゲに関しては議論の余地はナシ!
ただ、おすすめは出来ない作品ながら、妙に停止ボタンを押さずに、奇妙な追い風受けたように最後まで見た。
イカれた作品ですが、場面やシークエンスの切り替えのテンポやリズム、そしてコンポジションはマトモだった。
ハゲ野郎は救いのないゲスだし、スカジャンリーゼントグズ野郎は一直線バカ一代。
タイトルの『ブス』にいたっては今作品には存在してないかなぁと。
これらキャラ達に共感する要素が全くなく、ただ見てるだけで、魅せられることもなかった。
バイオレンスも映画ならではのスタイリッシュ感もなし、技術もなし。
ただ、ヘタレ達の殴り合いにおいてはリアリティーはあったかな。
深読みしたら、これは、もしかしてっ!!
体制化に反発し、本来の荒々しいエネルギッシュなサウンドを強調したスタイル(しばしば社会への不満、反抗の行動を伴う)の素人パンクロックの歌詞を映像化したもんなんかっと思えなくはない。
そう思うなら、
🎙️ゲスのハゲ野郎がボーカル
🪕バカのスカジャンリーゼント野郎がギター
🎸バカリーゼントの彼女がベース
🥁ヤクザか何か良く分からん三下オヤジがドラム
で、思いおもいのボリュームで自己表現してんのかなぁと。
でも、パンクロックにしては主義主張が見えない。
全くないとは云えないやろけど見えてこない。
もしかして、小生はそれを知るため停止ボタンを押さなかったのかもしれないし、そうじゃなかったのかも知れない。
ただ、ゲスハゲ役の俳優さんが監督だけあって、今作品のゲスハゲ役は間違いなく、このハゲ監督にしか出来ない。
今作品においては、あくまでも作中のゲスハゲ役においては、監督は成りきり演技を見せてはいた。
バイきんぐの小峠英二では男気ありすぎるし、
温水のオッサンでは弱すぎる。
いしだ壱成は演技は巧いが育毛したとこやしハゲにしたるのは可哀想。
バッドナイスの常田は男前すぎる。
あばれるくんはうるさすぎるし、井出らっきょと錦鯉の長谷川雅紀は歳をとりすぎてる。
野性爆弾くーちゃんは顔面凶器で上映時間画面が耐えれんやろ。
澤部佑はヘタレすぎる。
TKOの木下とクロちゃん、三瓶、そして、ナダルはマジでフルボッコされて死んでしまうかもしれない。
ハリウッドザコシショウは出てきただけで笑えてくる。👀ボヨヨ~ン
検証の結果、やっぱり今作品のゲスハゲ役は監督にしか出来ないと云える。
また、映画を見て、作中、ハゲをフルボッコにするシーンがあり、そこに出演させてくれるならグーパンチで百会(頭の頂点あたり)をガツンと一発したあとに、あんなけ顔面は小汚ないのに、妙に綺麗な足狙っての青アザが出来るくらいヴァレリーキック(下段踵蹴り)カマしたい。
そないな思いを持たせるのが監督の意図なら図に当たってるとは思います。
ホンマ、ハゲはフルボッコされたのに顔面だけの汚れ具合と回復力はスゴすぎる。
もしかして、今作品は、今後、製作されるかもしれない(全く予定は聞きませんが妄想で)シン・バットマンのスーパーヴィラン『ゲスハゲ』誕生秘話なんじゃないか?
今作品の続編が、ジョーカーと初顔合わせで対峙して、その後、スーパーヴィランとして歩むんじゃないか。
なんて妄想してしまうが、まぁスーパーヴィランにしては憂いがないし違うでしょう。
未だに今作品の評価はしかねますので星は真ん中2.5で。
あ!もしも、
映画『岬の兄弟』の兄・良夫VSゲスハゲ
夢の対決が行われたら、
メイウェザーVS朝倉未来の次くらいのカードになりそう。
コロナ禍じゃなきゃ10万円は出すかな。
どちらも自分のフィールドで闘えば99.9%勝つのは当たり前。 
00.1%のワンパンがあるか夢のカード。
メイウェザーと共にリングにたてるなら死んでもいいが、『岬の兄弟』の兄はウ○コ投げてくるしパス。
kuu

kuu