滝和也

エンド・オブ・キングダムの滝和也のレビュー・感想・評価

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)
4.0
そう!正義に弾は 
当たらない!
バトラー無双が帰ってきた!
今度はロンドンだ!

エンドオブホワイトハウスに続く第二弾。テロリストの牙はロンドンに集結した西欧各国首脳に向く。周到に用意されたテロは再び大統領アーロンエッカートを窮地に追い込む!だが彼の隣には奴がいた!ジェラルド・バトラーがテロリストを撃つ、刺す、壊す!

いやー、これは凄まじい。前回も書きましたが、テロに屈しないを表現するためには、一切の容赦なしです。バトラーの痛快極まるアクションが今回も炸裂。まさに無双!第二弾で更に磨きがかかってきましたね。

映画として前回以上の窮地に立たせるために用意された展開。前回のホワイトハウスと言う点で構成されたコンパクトな奪還劇とすれば、今回は罠が張り巡らされたロンドン市内と言う面を使用した守りながらの逃走劇に転換。更にお得意の奪還劇へとなだれ込む展開の妙。堪能させて頂きました。

今回のテロリスト側の周到さ、誰が敵なのか分からない状況を作り出し、周りは全て敵と言うある種、戦場を作り出した設定が素晴らしい。まさに無双の舞台が創造されています。

アメリカ映画では大統領は強く高潔な人物であらねばなりませんが、アーロン・エッカートが好演。バトラーとの友情を感じますね。また副大統領に昇格しモーガン・フリーマンも再登場。深みのある救出司令官を凄みを持って演じます。前作よりも遥かに。

惜しむらくは、バトラーが強すぎて安心して見れちゃう点でしょうか(^_^;)
ただ痛快極まるのでスカッとできますよ。アメリカの正義丸出しですからね。難しく考えちゃいけません。それこそ野暮というものです。(^^)

これは続編あるな。あっ、因みに日本の首相もでますが、当然情けない展開です…。バトラーがついてないしね(^^)
滝和也

滝和也