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レディ・プレイヤー1の6のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.4
またしても姉貴の勧めでござる。あの人も言っていたが、我ながら従順な可愛い弟だ。少しは自我を持とう。

久々に純粋に楽しい映画、というかゲームのようなエンターテイメントを観れた気がする。映画の技術に関しては全然詳しくないからあんま大きなこと言えないけど、全部CGなの?スゴすぎるんですけども。

リアルではないゲーム内のアバター達だからこそできる超絶アクションと何でもアリ感がホントに観てて楽しい。オールスターって感じ。著作権取ったりするの大変そう(笑)。スピルバーグだからどうってことないのかな。でもあんなクソ長いエンドロール見たら大作って思わざるを得ない。子どもの頃誰もが考えたことあるような、あのキャラとあのキャラが戦ったらどうなるんだろう。っていう思いも叶えてくれる兎に角楽しい映画だった。

かといって見所はアバター世界だけじゃないよね。現実世界での問題だって起こるし、それとゲーム世界の兼ね合いがハラハラさせるんだと思う。

誰だって現実から逃げたくなる。人が信じられない、自分が信じられないってことがあると思う。信じたくないっていう方が適切かな。だからこそこの映画みたいな未来はやっぱりスゴい夢があると思うな。ヴァーチャルとの違いがわからなくなってきっとたくさんのトラブルが起きるんだろうけど、何でもできる、体験できるっていうのはどんな境遇でどんな夢を持ってる人でも等しく幸せになれるよね。それに、ヴァーチャルの世界があることで現実世界が特別ってことを感じられるんじゃないかな。それは中々難しいことかもしれないけど、こんな未来が来て、今生きるのがツラい人が少しは現実から逃げて、本当の自分だったり大切なことを見つけて帰って来るってのが一番夢があると思う。何を言ってもフィクションの世界ですが(笑)。でも自分としてはやけにリアリティーを感じる映画だったかな。今の現実世界だからこそ起きる想像の未来だもんね。

最高のSFって言われたけど、正しくその通りだったなあ。ヒューマンドラマの色んな価値観が生まれるところも大好きだけど、純粋に楽しいっていう感覚を味わえるのも勿論映画の醍醐味だよね。やはり映画は良い。毎度そこに帰着します。お次は何を観ようか。
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