『1996年にはもうプレイステーションはあった』
これは昔の「ジュマンジ」のリメイク？ 続編？
何でもソニー映画の歴代ナンバー1の超絶ヒット作になったという。
そりゃまあどんなもんだか確認はしときたいよねぇ。カレン・ギランのエッチな格好だけが目当てじゃないですよ。
なんかテレビゲームの中に入り込むって映画なかったっけ？
という素朴な疑問はさておき、面白かった、自分でも驚くくらい素直に楽しめた。
「ブレックファスト・クラブ」をジュマンジに落とし込むというのが、素晴らしい。
実はキャラクターセレクトで、実際のキャラクターの画像が出てこないのはまったくリアルではないのだが、ここで現実世界と真逆のキャラを選択するというアイデアを優先させた結果なんだね。
オロオロするザ・ロック様やティーンエイジガールを体現するジャック・ブラックを見るだけでも、は～観た甲斐あったなあ。
フェロモン最高。
テレビゲームあるあるも、愉快な死にっぷりからの復活も楽しい。
ただ楽しいだけでなく、いわゆる「ループもの」とは異なり、三回死んだら終わりというルールの厳格さに震える中盤からの展開が素晴らしい。
ただ問題がひとつ。
前作も思ったのだが、そもそもパーティーを組まなければ、クリア出来ないゲームを一人で始めさせるってどうなの？
今回高校生四人組だけの場合でもクリアは相当大変な無理ゲーなのだが、それはいいの？
海外ゲームでは、鬼のような難易度を誇るゲーム、難易度設定のないゲームがゴロゴロしているのでいいということだろうか。
命を代償にプレイするというのはあまり理不尽じゃなかろうか？
(昔のゲームには『理不尽』な難易度のゲームが少なくなかったのだが)
「ジュマンジ」ってそういう命を吸い取る呪いのアイテム的な説明ってどっかにあったんだっけ？
配給会社はこれをファミリー映画として売りたかったらしく元々大して多くなかった字幕版が今やまったく上映してないのが少し残念でした。
エピローグはちょっとホロッと来ちゃいましたよ。
劇場(2D吹替版)にて。18.04.27
2018#046
