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マーズ・アタック!のabeeのレビュー・感想・評価

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)
3.3
【…何しに来たんですか…⁇】

最近Netflixオリジナルシリーズの「the movies that made us(ぼくらをつくった映画たち)」にハマってます。
大ヒット映画の製作の裏側を制作者たちが語り、最後に思い出の撮影現場を本人たちが訪れます。
最近2nd Seasonが配信されてその内の1本に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がありました。もう目が腐るほど観た作品ですが、中学生の頃はマイケル・J・フォックスが大好きでね、自伝も読んで読書感想文を書きましたよ。
こないだ久しぶりに彼の自伝を開くと、中から読書感想文の下書きが出てきました。
懐かしいなぁーー。
因みに、「BTTF」の裏側についてはシリーズ中ではそんなに面白いことはないです。
お勧めは「ホーム・アローン」の回です。
Netflix会員のFilmarker(?)の方は是非観ましょう。
同一シリーズの「ぼくらを作ったおもちゃたち」なんかも凄く面白いらしいですよ。



…何の話をしに来たんですか…?

映画の話です笑 そんなこんなでマイケル・J・フォックスの未鑑賞映画ということで本作を鑑賞しました。
大の苦手なティム・バートンです。
どうでしょうか?

流石です。全く意味不明でした。
ティム・バートンのノリノリの「楽しい映画を作りたい」っていう熱量だけは伝わってきたのですが…
しかし意味が分からんかった…

最先端の言語翻訳機を駆使しても意思の疎通が図れない異星人。
しかし、意思が通じていると勘違いしているバカな地球人、ということでしょうか。
己の文明を過信しすぎのおバカ共め。成敗してくれるわ!
とはいっても火星人は何も語らなければ(いや、語ってはいるが通じない)、その行動の意味も謎です。
勝手に目の前で踊り狂う人類を見て火星人は何を思ったのか。

この火星人はきっとティム・バートンそのものなのではないでしょうか?
常人には理解し難いその頭の中、そもそも本人は理解してもらおうと思ってはいないのではないか?
ただ自分の中にはっきりとある目的を達することさえできるのであれば、相手に意図が伝わらなくても良いのではないだろうか?

ということで、ティム・バートンはきっと宇宙人なんだ。
わたしのように全然意味が分からない、っていう人がきっとほとんどだと思うのだけれど、それでも彼の作品に心を突き動かされたりその世界観に共鳴する感性を持ち合わせる人はいる。


…何の話だったけ…⁇
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