ふたば三十郎

ベイビー・ドライバーのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.5
スバリスト感涙のインプレッサがドリフトするオープニングからカーチェイスシーンは満点!

初期のワイスピ、TAXIやボーンシリーズ、果てはRONINなど、ここ20年くらいのカーアクションの映画の中では1番好きかも知れない。
※トランスポーターは対象外。アレは車関係なくハゲ無双のアクション映画。

と、こんだけ煽っておいてなんだが、カーチェイスだけを期待するとガッカリするかも。
途中生身で走って逃げるシーンで早く車に乗れ!とヤキモキするくらい、運び屋のくせに劇中では車で逃げる頻度と回数が減っていく残念な展開。

しかしながら、中盤からの展開はケビン・スペイシーとジェイミー・フォックスの芸達者な二人がしっかり締めてくれたので、全く退屈しなかった。
アカデミー主演男優賞獲った2人に繋がせるという最高に贅沢なドラマ展開(笑)

特にジェイミー・フォックスはやっぱ巧いわ。悪党をきっちり演じられるのは実力派の証拠。
対してケビン・スペイシーのちょっといい人に見せる悪党具合はいただけなかった。最後まで悪党を貫けよ!と。

エドガー・ライト監督は『スコット・ピルグリム〜』以来久々だったが、やっぱ好きだなあ。
過去作、未見のも含めてまた観たくなってきたが、何よりサイモン・ペッグとの復縁作を観たい。
☆☆☆★★