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軌道の上の恋のtetsuのレビュー・感想・評価

軌道の上の恋(2013年製作の映画)
4.0
勝手にショートフィルムフェスティバル、記念すべき10本目!
今作も兄と鑑賞!!

定まった軌道上を周回する生活用ポッド。
そこで家族と暮らす少年は"刺激のない日常"を過ごしていた。
ある日、彼が生活必需品である瓦礫を収集していると、少し離れた軌道上に女の子を見つける...。
その子と目があった瞬間、彼は心に"大きなトキメキ"を感じたのであった...。

原題は「Orbit Ever After」
タイトルや、あらすじからも分かるように、この作品は"永遠に続くことの虚しさ"と"一瞬の出来事の輝き"が対比されて描かれていたと思う。
正直、結末は些か驚いたし、最初は納得いかなかった。
しかし、落ち着いて考えてみればテーマに沿っていたと思うし、最後に出てくる二人の人物の会話に、監督の言わんとすることが表されていたと思う。

「たとえわずかな時間であっても、輝く物があるのなら、それはとても尊いものである」というメッセージ性は僕ら兄弟にとっても深く納得するものがあったので、今日という日に兄と一緒に観ることが出来て良かった。

2020/10/9 追記

参考
Sci-Fi Short Film “Orbit Ever After" | DUST Exclusive
https://youtu.be/DpFXMIxlgPo
(本編はこちら。※字幕なし・英語音声)
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