きょう

レディ・バードのきょうのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.9
シアーシャローナン演じる、「レディバード」と名乗り、周囲にもそう呼ばせているクリスティン。高校最後の年に看護師の母マリオンと進学先を決めるために大学見学にいくが、帰りの車の中で、地元を離れて、都会の大学へ行きたいと言ったことから大げんかになる。それ以来、母と衝突を重ねる一方で、親友のジュリーとも疎遠になってしまう。


この作品は自分が娘の立場の高校生最後の時の気持ちと、子供の親の立場と両方の視点から観ることができました。
母親は娘には常に幸せでいて欲しい、そんな気持ちから、ついそれ以上の期待をしてしまったり、必要以上に厳しくして自分の思い通りにしようとしたり…レディバードのお母さんはそのようなことが当てはまる、ちょっと一癖ある感じでした。
自分自身は子供に対しては「人に迷惑をかけることはしない」と「命と身体を大切にする」ことは言い続けていますが、進路とかはちょっとしたヒントを与えるぐらいでほとんど本人の自由にさせていました。
そんな自分だから、レディバードのお母さんには共感できない部分もいっぱいでしたが、やはり、心の底では娘を愛している気持ちは変わらないところは同じ母として共感できる部分でした。
17歳ぐらいは子供と大人の狭間。
将来や人間関係、恋愛問題など、様々な悩みにぶち当たる年頃です。
自分自身もその時は必死でしたが、なんだかんだで乗り切ってきました。
自分で何でもしたい!決めたい!早く大人になりたい!
そして、周りの大人たちに反抗して…
でも、最後はひとり立ちしてから、自分の過去や親のことを「あの経験があったから、今がある!」と受け入れる。
レディバードの本名のクリスティンを受け入れるところが印象的でした。


シアーシャローナン、私は「ラブリーボーン」で初めて観て、なんて透明感のある可愛くて綺麗な役者さんでしょう😍と思っています。レディバードでも透明感は変わらず、思春期の自然体な演技や反抗的な態度がとても良かったです。絶大な人気のティモシーシャラメも出演していて、こちらも素晴らしい演技✨シアーシャとティモシーは「ストーリーオブマイライフ」でも共演していますね🥰✨
思春期を思い出させる青春映画でした🎬
きょう

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