あのアドルフ・ヒトラーが、なぜか現代にタイムスリップしてくる、という戦後70年以上経ったからこそできるコメディ作品。
設定はSF、ファンタジー的なものだが、中身は結構しっかりしていた。
現代にヒトラーが蘇ったら、、、という視点で、現代ドイツの問題にスポットを当てて、まるでドキュメンタリー映画のような部分も多い。
日本にいると難民問題はそれほど深刻に感じないけどやはり、ヨーロッパ圏の人々にとっては、重要な問題なんだろうな、、、
ヒトラーを直接知るわけではない、現代に不満をなんとなく抱いているドイツの若者が、明確なビジョン、やり方を示してくれる信念を持った大人がいればそりゃあついて行くよね、って感じ…。
1930年代もそんな感じだったんだろうか。
ほとんど重い部分のレビューになってしまったけど、コメディ要素は多分にあったし、テンポよくカットが変わる映像も面白かった。
イギリスEU離脱のタイミングで観れたのは良かったかも…