【偶然の切り札】
やはり何もやってないと見せかけて、この男、デキる。
アベンジャーズの面々がそれぞれにサノスの地球侵略を阻止すべく動いていたその頃、「ソコヴィア協定」反対派、キャプテン・アメリカの肩を持ったことで自宅軟禁となったアントマン[スコット・ラング]は2年間の処分期間の終了まであと3日と迫っていたが、不思議な夢を見る。
その内容が気になったスコットは軟禁中の禁止事項を破りピム博士に連絡を取る。
本当にアントマンはえぇ仕事しますなぁ。
「エンドゲーム」に向けてシリアスな展開を迎えるアベンジャーズ。結末を待ち構えている観客の凝った心を解してくれます。
それでいて、最後にはちゃんと気持ちを盛り上げてくれるんですから。
やっぱりアベンジャーズのキーを握るのはドクター・ストレンジとアントマンだった。2人共、どっちかというと影薄いのに。
ところで本編ですが、前作以上にコメディ色を強め、とにかく笑えるシーンが詰め込まれていました。ただ、「アントマン」より「シビル・ウォー」の鑑賞が必須の作品作りになってたのがちょっと気になりますが「アベンジャーズ」のことなんて忘れて楽しんでしまえば良いです。
それでいて、大切な人を取り戻したいと願うピム博士と、大切な人の側にいたいと願ったスコットの強い思いが起こす奇跡に胸が温かくなるそんな作品でした。
やはりこの男、デキる。
そしてその強い思いから見つかった量子世界の秘密が世界を救う切り札となるのはもう少し先のお話…
ということで、いよいよカウントダウン。
「アベンジャーズ」、盛り上がってきました!