「どんな人にも親になるなら持つ恐怖。」
去年、日本の胸糞悪映画業界を賑わせたうちの一本。
見る前から期待値は高め、サイコとはまた違った、人間の闇から発生する惨事がメインということで期待大で鑑賞。
いやーこわい。
これは”ヒメアノール”と並ぶかそれ以上になるホラーでしたね。
ヒメアノールも疎遠になった友達がどうなったのかという誰にでもありそうな恐怖を取り入れた作品でしたが、それ以上に本作の状況は誰もが持ってしまうような恐怖なんですw
舞台はどこか何かおかしい家族。傲慢な父、父の恐怖に怯える母、父に従順な兄、父とどこか似ている弟。
この家族の闇がどんどん深くなっていき、家族が完全に壊れてしまう。
そして、どこから間違っていたのか、どこなら引き返せたのか、子を産む親の誰もが持ちうる恐怖を描いた本作、非常に楽しめました。
そして、三浦友和の演技も良かった。クズすぎます。
これは見るべき邦画ですね。ぜひ、ヒメアノールも合わせて2017の胸糞悪邦画に備えましょう!!