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ラ・ジュテの和のレビュー・感想・評価

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
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記憶の断片は映像ではなく、写真であることの方が多い。どこかへ行った記憶を辿る際に映像となっていることは珍しいが、時に強烈な記憶は映像として残っていることがあったりもする。

ゆっくりと進んでいくスチールの列が速度を上げてムービーカメラに切り替わる瞬間が素晴らしい。不思議なことにスチールたちは本作において音声と共に動き、数秒のムービーはスローモーションへと姿を変える。

28分と短い作品だが、強烈な影響を後世へと残している。
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