Tom2022

お父さんと伊藤さんのTom2022のレビュー・感想・評価

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)
3.5
かなり年上の男性と付き合う娘と、その父親とのお話です。なかなか惹きつけられる面白い話でした。

書店でアルバイトをしている30代の彩(上野樹里)と、20歳年上で小学校の給食センターでアルバイトをしているバツイチの伊藤さん(リリー・フランキー)の2人は、小さなアパートで同棲していました。ある日、偏屈で息子夫婦の手にあまる彩の父親(藤竜也)が、そこに一緒に住むことになり、3人の生活が始まります。

上野樹里さんは、素晴らしい演技をしていますね😄。すごく自然に娘さんの姿を演じてて、とても良かったです。まるで本当の娘だなあと感心しました。それと、父親が出て行ってしまった時に、縁側でゴロゴロしながら、家庭菜園をしている伊藤さんと話すシーンの雰囲気がとても良かったです。

リリーフランキーさん演じる伊藤さんもとてもいい雰囲気です。リリーフランキーさんそのものといった感じもしますが、自然な感じでとても良かったです。

アパートの狭い部屋で3人で小さなテーブルを囲んで、食事をするところが生活感たっぷりです。この狭いアパートの中で、こんな偏屈な父親がいたら、毎日の生活は大変だろうなあ。

自分も年を取ったら、この父親みたいに厄介者になるのかな。そうなったら、自分の居場所ってあるのかなあなんて考えちゃいました😄。

さて、年の差がテーマになるのかなと思ったらそういう映画ではなく、父親と娘の話でした。私は、予想以上に惹きつけられて、集中して見る事が出来ました。
Tom2022

Tom2022