ギリアドのメダボ野郎

キングスマン:ゴールデン・サークルのギリアドのメダボ野郎のレビュー・感想・評価

3.7
TOHOシネマズ新宿のスクリーン10、IMAX字幕版で、朝一(08:30~)の回で観賞。客入りはまぁまぁ。客層は若い男が多かったが、老若男女それなりにバラけていた印象。

この監督の作品は一作品で綺麗に完結するため、二作品目は蛇足になるのでは?と思って見たら、案の定的中してしまった。完全に蛇足というわけではないが、一作品目ほどの驚きやカタルシスは得られなかった。

キックアスの時は二作品目の監督は別の人に交代したので、一作品目の監督続投なら、もしかしてという気持ちがあったのだが、普通に考えて一作品目であれだけきっちり主人公の成長を描ききったのだから、誰が監督しても蛇足になったのだろう。

前作は陰謀論や都市伝説好きにはたまらない要素が随所にちりばめられていたが、本作はその点でもあんまりだった。
それと悪役の設定も、前作はこれまでにない様な逸出な目的や思想だったのに対して、本作はどれも平凡だった。
アクションや音楽はは相変わらず良いが、ストーリーが蛇足極まりないので、自分の中では今一盛り上がらなかった。
マーリンの最後の扱いも、全く笑えなかった。チャニング・テイタムも何で登場したのかわからないくらい活躍しなかった。テイタム目当て(いるかな?)の人は見に行かない方が良いだろう。

作品の内容とは全く関係ないが、上映中に関東で震度3の地震が発生して、そこかしこで客のスマホから緊急地震速報が流れ出した。
普段バイブや着信音切ってる人でも、非常通知の設定を変えない限り突然鳴り出すので、映画みている間だけでも切って欲しいと思った。映画の内容に乗り切れないのも相まって、関東で凄い地震が起きたのかと、そっちの方が気になってしまった。