RIDE ON!!
まさかまさかの全編一人称視点で構成されたバイオレンス・アクション映画。シャールト・コプリーがイカれた役を嬉々として演じ、ヘイリー・ベネットが色気ムンムンで主人公=君に迫る?!監督はバンドマンでもあるイリヤ・ナイシュラー。
爆音で4DXで観ると更に臨場感が増しそうなこの映画、想像以上にバイオレンスでハードコアな映画だった。一人称視点であるというアイデア一発勝負ではなく、主人公が喋らない理由づけが上手く出来たストーリーは中々見応えがある。特にクライマックスの大立ち回りは思わず体温が上がるハイテンションぶり。主人公の感情の盛り上がりと曲をかけているのもニクい。
惜しむらくは激しいカメラワークやシナリオ上の工夫をいくら凝らしても、やはり時間が経つにつれて一人称視点に慣れてしまうところ。この作りならば更に短くしても良かったのかもしれない。
とはいえノリノリアクション映画として、十二分に楽しめました。おすすめです。