みかぽん

ナチス第三の男のみかぽんのレビュー・感想・評価

ナチス第三の男(2017年製作の映画)
3.4
結論から申し上げれば、評判ほど悪い作品ではないと思います。
ゴーンガールの怪演が記憶に新しいロザムンド・バイクがハイドリヒを悪魔の世界に引き込む奥さん役を演じ、なかなかの仕事振り。本当に腹に一物持ったオンナ役が似合いますよね、この人は。。怖い怖い。
と思えば、レジスタンス側のお宅には「ワンダー君は太陽」で主人公の友達を演じたノア君が❣️(可愛い過ぎるってば〜😭)
個人的にはこの二人を観るだけでも足を運ぶ価値ありと思えてしまうほどです。

確かにハイドリヒ暗殺に当てた後半部分は何度も映画化されており、内容が上澄み掬いに思えてしまう気持ちは理解出来るのですが、初めてこの史実を知る方には関連映画の入門編にもなっていて新鮮だったのではないかと。
ぜひこの機会に「死刑執行人もまた死す」「暁の七人」「ハイドリヒを撃て!」等も鑑賞して頂きたいです。
(にしても、人の命がこんなにも軽んじられる戦争って一体何なんですかね。改めて考えさせられます)

追伸)イギリスに置かれた亡命政府からエンスラボイド作戦のために送り出された自由チェコ軍の兵士達が、最後に潜伏した聖ツェリル・メトディ正教大聖堂は今でもプラハの中心近くにあり、銃撃戦となった大聖堂は勿論、地下納骨堂を含め公開がされています。また別室には当時の資料や戦死(あるいは自決)した7名の写真と略歴も紹介・展示されています。
作戦の主軸となった一人、ヤン・クビシュが照れた顔で微笑む写真に泣けました。彼らは今でもチェコ国民にとって英雄であることが伝わる展示になっており、プラハにお出かけされる際は是非訪れて頂きたい場所です。