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ミッション:インポッシブル/フォールアウトのshxtpieのレビュー・感想・評価

3.5
すばらしい。そして、あの『ローグ・ネイション』を超えてきた。 M:I に関しては監督も脚本家もまったく関係なく、等しく「トム・クルーズの映画」なのだが(監督兼脚本家のクリストファー・マッカリーは、本作と前作において、主に「いかにトム・クルーズの想像力を邪魔しないかという役割に徹している。その点で、優れた監督兼脚本家だ)、『フォールアウト』もまさしく「トム・クルーズの映画」である(ゆえにコテコテの敵役、ヘンリー・カヴィルは余計)。

プルトニウムの扱いが大変雑なのは措くとして( M:I において瑣末なことにツッコミを入れるのは野暮中の野暮、ど野暮である。『フォールアウト』におけるプルトニウムは、まさしくマクガフィンでしかないのだ)、カー/バイク・スタント、空中落下のスタント、ヘリコプター・スタントとどれも前人未到の域。特にカー・スタントがヤバい。ヤバすぎる。これ、次、どうするんですか?

印象的なのが「解決策をいま考えている」とイーサン・ハントが繰り返すことで、それが M:I の精神をそのまま表しているように思えたことだ。にっちもさっちもいかない状況にハントを追い込んで、「なんとかする」と言わせる。そして、実際に「なんとかさせる」。 M:I はまさにそれだけの映画だろう。

(レベッカ・ファーガソンとヴァネッサ・カービーが最高でしたね)
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