ペコリンゴ

セントラル・インテリジェンスのペコリンゴのレビュー・感想・評価

3.7
記録。
「お前だけは信じてる」

久しぶりのロック様。
本作の2年後『スカイスクレイパー』で再びタッグを組むローソン・マーシャル・サーバー監督のアクションコメディだ。

おおまかなストーリーは、ハイスクール時代の人気者とイジメられっ子が20年後に再会、タッグを組んで陰謀に立ち向かうといったもの。

劇的ビフォーアフターの売り文句は伊達じゃなく、元イジメられっ子がムキムキマッチョなCIAエージェントへと変貌を遂げていたという所が面白い。大分おデブなロック様(顔だけ合成)が全裸で踊りながらシャワー浴びる冒頭のシーンで大爆笑。6時間の筋トレを20年間続けたことで、あの見慣れた鋼の肉体を手に入れたという設定だ。

一方でかつての人気者はうだつの上がらない会計士となっていた。奥さんとの関係も停滞気味。そんな男を演じるのがケヴィン・ハート。2作目以降の『ジュマンジ』シリーズでもロック様と共演しているハートは相性ピッタリ。本作での共演がきっかけで2人は親友となったそう。

ストーリー的には雑に感じる部分もあって褒められたものではない部類だと思うのだけど、この映画の魅力はそこではない。なんと言ってもロック様とハートのキャラクター、そして掛け合いの楽しさ。特にハートのテンション高めなマシンガントークは最高だ。

簡単に言えば、なんも考えずにスカっとする映画。メリッサ・マッカーシーが少しだけ出てるってのもポイント高めでした。