カメラを止めるな!を早く観たいのに観れない状態なのでYouTubeで監督の短編を観る。
カメ止めを観てないから何とも言えないけども、メタ構造の物語が効いていて面白いのが特徴。
映像的に安っぽいし、演技も下手くそだなって思ってたら劇中劇で、そこからカメラの外の人生の物語が、中身に影響してくる。たった20分で上手く構成されている作り。1シチュエーションで良くまとまっている。
自分も同じようなことをしてるから、色んな気持ちが理解できて、とてもハラハラドキドキできた。
ラストも素敵。とてもセンスを感じる。
笑いと共感のサジ加減と構成力の賜物。
そして何より、カメラというレンズを通して二重構造となった物語に加えて、監督自身の視点まで考えると三重構造になっているので、短くても重層的に見られるのが凄い。
新しい日本映画の才能が現れたことを予感させる。