マッスル入道

KUBO/クボ 二本の弦の秘密のマッスル入道のネタバレレビュー・内容・結末

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

しんみりで不思議な感じがずっと続くのかと思ったけど、意外と親しみやすい展開も多く面白かった。他のLAIKAの映画ではあまり見たことがない戦いのシーンを見られて嬉しい。カッコよかったなぁ。話の流れも分かりやすいところと意外なところのバランスがいい。話が独特すぎて時々置いてきぼり感もあったけど。物語の作り方からして他とは違うなぁと思う。作画(?)とかはもはや……病気。
お猿のママが素敵で格好良かったな(というか本当にママだったの?ママだったんだよね?お猿のお守りというより?この辺りが微妙によくわかってない)。お猿でどう魅せるのかな、と思ったけどバッチリ魅せられた。クワガタパパも意外と天然面白キャラで良かった。四刀流格好良かったな。ママの妹たちは、どんまい……。おじいちゃんの思い出話を空気読んだ村人が作ってくれたのを優しいとは思ったけど正直結構怖かった。でも村人が生きてて良かった。
もうちょっと生と死の話を掘り下げて欲しかったかな。おじいちゃんがどうしてあんな風になってしまったか、という過程があるともっと深くなりそう。基本的には生きることを肯定する作品が多いと思うが、そういう作品をみて思うのは「死にたがる奴は想定外とかバグ」だと思われてんのかなということだ。まぁ子ども向けのアニメは生を全肯定している方が健全で適切だとは思う……。
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