マッスル入道

ミニオンズのマッスル入道のネタバレレビュー・内容・結末

ミニオンズ(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

とにかく…かわいかった。わちゃわちゃしてて賑やか。ミニオンズも人間たちも、みんな生きてて楽しそう(あからさまに生きてて楽しくなさそうなシーンもあったけども)。そこかしこに散りばめられたギャグも笑える。

教訓がある系の内容ではない。というかまず、中身はないような気がする。ただただ愛らしくて笑えて楽しいだけ。そこが多分いいのだろう。
ただ、この映画の重大なポイントを強いて挙げるとすれば、ミニオンズとグルーさんとの馴れ初めが分かる点か。彼らの出会いに胸熱……。エンディングが本編なんじゃないかと思ってしまった。
子ども時代のグルーさん、とても愛くるしいな。現代の彼に間違いなく繋がってるなぁ本人だなぁと思わされるあの小憎たらしさなんか。
観てる時は、グルーさんはハーブさんの血縁か何かで、その流れでミニオンズと出会うのかと勝手に想像していたが、全然違った。ハーブさんは途中からかなり空気。

オーバーキル姐さんは、最初は大物かと思いきや、途中から小物っぽくなってしまった。それと伴い、初めは何かしら共感できそうな良いキャラかと思っていたが、だんだんとありがちな悪役キャラみたいになっていき、インパクトが薄れてしまった。だが、彼女はグルーさんの前座という立場だったから、それは意図的なものだったのかもしれない。

舞台がイギリスというのがなんだかよかった。紅茶を飲む時のカップ、どれもエレガントだ。どんなシーンでも。

映画を見ても、やはりミニオンズは謎多き生物のままだった。とりあえず、思ったより相当長生きしているらしいことは分かった。

銀行強盗なのに善人そのものみたいな一家のアンバランスさが面白かったなぁ。あの家庭で育ったら自己肯定感が育ちそう。
この映画、脇役のキャラが妙に濃いとこがなかなか好きだ。脇役にも手間暇金がものすごくかかってそうだなと感じる。
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