マッスル入道

シャーク・テイルのマッスル入道のネタバレレビュー・内容・結末

シャーク・テイル(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

これもパッケージが魅力的じゃなかったけど、ドリームワークスだし、中身は面白かった。全体的なノリはシュレックに近い。大筋はベタで「主人公が勘違いでもてはやされて調子に乗ったけど、それで痛い目にあって、最終的に嘘をばらして謝罪して(主人公の手によって何かの事件の解決を伴う)許されていい方に丸く収まる」話。
でも、目新しい要素がいくつかあった。ホオジロザメだけど人懐こくて優しいレニーというキャラに意外性があった。シュリンプを逃がすホオジロサメとかなかなか見られないのでは?あとシュリンプの声はピノキオでは?また、様々な種類の魚が細かく鮮やかに描かれてて、サメ警報が解除されたリーフのシーンはなかなか圧巻だった。また、魚が人間っぽい顔をして手足ある二足歩行の動物のような動きを時々するんだけど、意外と不快感(キモさ)はなかった。まぁ、可愛くはないんだけど。さすがに骨格無理あるだろ!首どうなってんだよ!と何度も思ったけどキモくはなかった。人間っぽい魚と言うより、魚っぽい人間。人間の擬魚化って感じだろうか。エビとサメはかわいかった。
ただどうしても、この手の「捕食者が捕食対象と仲良くする展開」って「じゃあ捕食者これから何を食べるの?」と思わされてモヤモヤするな。肉食動物は全員ベジタリアンにでもなるんだろうか?それともこっそりとあの寿司屋にでも通うんだろうか?
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