この映画は、斬新な視点で、現代的に、コメディ調で、神様の姿を描きます。期待以上にとても面白い映画でした😄。
ベルギーのブリュッセル暮らしている神様は、パソコンで人間を想像し、つまらないルールを作り、人間を縛っています。愛想を尽かした娘のエアは、父の権威を落とすために、世界中の人々に死期を知らせるメールを送信します。そして、兄のキリストがしたように、エアも人間界に出て6人の使途を探します。
この神様が神様らしくなくて、庶民的な感じなのが笑えます😄。神様ファミリーなのにマンションの一室みたいなところに住んでいるし、生活もまさに人間的です。さらに、この神様は、DV気質だし、嫌味な性格です。また、この神様は、息子がキリストなのですが、息子の事を徹底的にディスります。
娘のエアもなかなかやります。父親である神様の存在価値をなくしてしまおうと、メールで人間に余命情報を送って、死期を知らせます。人間にとっては、パニックなのですが、なかなか面白い考え方ですよね。まあ、確かに死期がわかれば、もう神頼みしなくなるよなあ🤔。
ただ、余命が分かると、自分ならどう生きるだろうかを考えますよね。人間にとって、それは知らない方が幸せなのか、知っている方が幸せなのか・・・。
また、エマが人間に言います。「人間が死んだら、天国に行く事はなくて、現世が天国なんだよ」。あ、もしかすると、そうなのかもって思っちゃいました。この世が、満たされていないのは、この神様のつまらない法則のせいなのかもしれません😄。
さて、パンを床に落とすと、ジャムが付いている面から必ず落ちるって、この神様が作った法則らしいですよ。こんな法則に興味のある方にもおすすめの映画かと思います😄。
