スペイン人記者が取材した北朝鮮の真実を追ったドキュメンタリー。
明らかに洗脳されているであろう市民のインタビューのオンパレード。特に北朝鮮を崇拝しているスペイン人の洗脳ぶりが凄かった。プロパガンダ＝宣伝 作品でした。

北朝鮮とは何か。他の北朝鮮を題材にしたものと異なり、比較的北朝鮮の人たちの意見に寄り添ったドキュメンタリー映画でした。
まず驚かされたのは、アレハンドロという、唯一北朝鮮政府に勤める外国人がいるということ。彼の北朝鮮への崇拝具合は強烈でした。
題名にあるように北朝鮮の実情は報道とは異なるということをこの映画は示しています。実際、これを見て一部はアメリカの意図で情報操作は行われているものだとかんじました。
しかし、北朝鮮がまともな国ではないことに変わりはないと思います。つい最近起きた金正男暗殺が顕著な例ですね。

①謎に包まれた独裁国家北朝鮮の真実に迫るドキュメンタリー。平壌での取材から暴かれる北朝鮮と欧米諸国双方の嘘。日本で得られる情報と実情とのギャップに驚く。でもそれもどこまで本当のことなんだろう？

②当たり前のことだけど、真実は１つではないと気付かされる。塗り固められた嘘を信じて幸せそうに暮らす平壌市民も外国人向けに用意された偽物？映像を見る限り彼らには彼らなりの真実があって、我々には理解できなくてもそれ自体否定すべきものではないように思える

③概ね興味深い内容ではあったんだけど、１つだけ気になったのは、取材が平壌だけで終わっていること。許可が下りない以上仕方のないことではあるけど、極度の貧困に陥ってると言われる地方の現状が映されれば、たぶん作品全体の印象も変わっただろうと思う

④国家元首を崇拝し、かつて東アジア全体で一般的であった封建制に近いスタイルを最後まで貫くそのあり方自体を否定することはできないけど、その結果苦しんでいる国民のことを考えると全肯定はできない。関係国の思惑で生かされ続けるこの国の未来はどうなるんだろう

• #ツイッターに書いた感想の再投稿