ぐりんでる

死霊館 エンフィールド事件のぐりんでるのレビュー・感想・評価

4.5
こんばんわ!ビビりんゴーゴーカレーはだまって甘口🍎子ども舌王です🤴

前回で、やばい継承に遭遇しバカどもをぶっ飛ばすも、立ち込める暗雲は一層色濃く、迫る決戦への覚悟を決めた俺は、エンフィールドへの道中、かつて共に戦った心霊研究家ローレンス夫妻についてのある報道を耳にする。

それは”アミティビル事件”について調査結果がイカサマだという疑惑の声だった…俺は腹が立ったが、己の信じた道を貫いて欲しいと想いながらも、ついにエンフィールドへと到達するのだ。そこは悪魔の巣窟かと思っていたが、拍子抜けするほど静かなものだった。

それは嵐の前の静けさであり、最後の戦いが始まろうとしていた…


絆のホラーチャレンジカップ 第9話 

      エンフィールド編 最終回

(⚠️本作のネタバレを含みます)


まず、アミティビル事件とは、ある一家の息子が家族6人を射殺。後にその惨殺事件の舞台となった家を購入したラッツ一家があらゆる霊障に遭遇したという事件らしい。
ラッツ家はローレンス夫妻へ調査を依頼、その調査結果を受けて話題となったこの事件は大きく取り上げられ世間の話題となった。注目されるということはその裏を搔こうとする者も現れる…しかし、ローレンス夫妻に纏わりついたモノは懐疑の声だけではなかったのだ……🤨


このエンフィールドの地で、ある一家を襲う霊障。末娘のジャネットはこの家の主人と名乗る謎の霊に取り憑かれ、怪現象を繰り返していた。近隣から霊障の目撃証言も相次ぐ中、警察も手に負えないと匙を投げる始末。著名な霊能研究者などが集まるも霊的な証拠が無いと、その一家に対し世間の情を引くための自演などでは?という声すらも出始める。
俺は一家が疲弊していくのを見ていられなかった。


そんな時ローレンス夫妻が駆けつける。久々の再会を喜ぶのもほどほどに、早速状況を説明する。
調査にあたるも霊的なものを感じないという夫妻。他の心霊研究者たちも一家に対し自演を疑い始める中、「あの家族を信じたい」と言う奥さん。本当にいい人だ。しかも相変わらず美人で。はっきり言って好きだ。


冷たい視線に晒され霊にも翻弄され憔悴した一家に対して、束の間でも暖かさを届けるために、ギターを弾き歌うローレンス旦那。エルヴィス・プレスリー「Take my hand Precious Lord」🎸
久々にジャネットの顔に笑顔が戻る

俺は彼らの温かい配慮に、そしてみんなで歌う姿に感動し涙がこぼれた。


その時、俺はローレンス奥さんからある相談を受ける。実はここに来るのを躊躇していた。ここでエド(旦那)が死ぬ予知夢を見た。というのだ。何かがローレンス夫妻の周囲にもつきまとっていると…🤔

それでもエドは「死の予知夢には意味がある。君ならそれを阻止できるから神様が見せてくれているんだ。困っている人がいたら見捨てない。死にに行くわけじゃない。君を信頼している」
そして、お互いを守ると約束しこの地に来たと話してくれた。

俺は、その思いにまた感極まり、もし何か起きてもこの夫妻を守り抜くと胸に誓った。


その後、霊障は発生するもカメラが捉えたある映像により、ジャネットの自演が決定的となってしまう。一同は撤退を選択、夫妻も苦渋の決断を下し、一家の元を去る選択を取ることになる。

去る夫妻の背中をすがるように見送るジャネットの姿を見て、俺は思わぬ結末への驚きと同時に、大きな不安がよぎるもエンフィールドを後にした。



……………🍺



俺は、このホラーチャレンジカップでの様々なことを振り返りながら、あの奥さんは美人だったとか色々なことを思い出し、それを肴にバーで一杯ひっかけていた。大将!上等な酒一合!
マスター「sorry, please english」
……
そんなやりとりの最中、土砂降りの雨に混じり微かな音が聞こえる…
これは…女の涙の落ちる音!!!いかねば!!

マスター「Hey!シハライ!!」
しゃべれんのかい!!

シカトして、エンフィールドの例の家にたどり着くと、激しい落雷の中、奥さんと近所の大男が塞がったドアをぶち破ろうとしていた。


奥さん「あぁ、ぐりんでるさん!!エドが中に!!私たちは騙されていたの!!この一家と私たちに取り付いていたのは、悪魔よ!!!あの子に取り付いていた霊すらも私たちに感じさせないようにしていた!!早くしないとエドとジャネットが!!」😭

わかった!!下がってろ!!!😤


俺はドアを一生懸命10回くらい蹴ってやっとぶち破り中に突入し、ジャネットの悲鳴が響く二階に向かった。
エドは飛び降りたジャネットを抱きかかえ片腕で今にも引き千切れそうなカーテンにしがみついている!下には落雷で削られ先端が鋭利に尖った大木が待ち構える⚡️


エドに駆け寄ろうとした瞬間部屋の暗闇から、いよいよ正体を現す深淵のモノ。


俺はその姿を見た時驚愕した。それはアミティビル事件から夫妻に取り憑いていたモノであるだけではない。このチャレンジカップで全ての事案を裏で手引きをする黒幕でもあった!のかもしれない。こいつを知っている……


お前は!!ぬん!!!!!!!!(第3話に登場。死霊館シリーズ上公開は今作が前)

貴様ぁあ!絶対に許さん😡😡😡!!!


確かにあの時は、こいつの攻撃に耐える防戦一方になっていたが今はもう違う!!
俺は奥さんを守らなければならない!盾を引き締め、都合よくたまたまそこに置いてあったハンマー(ムジョルニア)を持ち上げようとするが持ち上がらない!あれ?なんで?😵


ぬんは、俺の隙を突きグロい顔面で例の咆哮攻撃を繰り出す。あまりの風圧にこれにはもはや耐えるしか術がない。俺はまた踏ん張っ…😤


「左失礼」


え!!奥さん!!来たら危な…

奥さん「ぬん!あなたの名を言えば、あなたは私に服従するしかなくなる!!!お前の名前は!!!……

かなり強大な悪魔だったようだが、ぬんは邪悪な断末魔とともに地獄へと引き戻されていった。


ローレンス旦那とジャネットは無事助かり、戦いは終結した。

夜は明けたのだ。空は嘘のように晴れ渡り光が射す。🌅

一家と夫妻は、涙ながらに喜びの抱擁を交わしていた。


奥さん「ぐりんでるさん。あなたがいなかったら…」

俺じゃないさ。あんたとエドの優しさと思いやりがみんなを救った。

ジャネット「たった1人の味方が奇跡を起こす。でしょ?私は幸運だわ。それが3人もいるもん😊」

そうジャネットは夫妻と俺に満面の笑みを送ってくれた。皆が笑顔になった。大した子どもだ。

そいじゃあっしはこれで。幸せにな。


マスター「や、やややっと追いついた…あんたシハライまだだよ」

ゲッ!!



感想:随所のホラー演出が古き良きポルターガイスト現象って感じで丁寧にビビらされた。
なので、お化け屋敷感覚で楽しんで見られる。
なにより、これは愛と絆の物語で、俺は途中のギター演奏場面で本当に感動して泣きそうになってしまった😅
まさかホラー映画で涙を流しかけるとは驚きである。ローレンス夫妻の人柄が最高なのでとてもいい話で気持ちのいい映画だった。
故に、ホラー史上最高スコアです😆


と思っていたら、


エンドロールで背筋がゾッとなる…


これ実話だったのかい…


調子こいてすいませんでした…


なんの区切りかわかりませんが、ホラーチャレンジカップ エンフィールド編(今思いついた名称)はこれでおしまいです。死霊館バースシリーズはまだまだ続きがありますので、またお会いすることもあるでしょう
一先ず、ここまでお読み頂きありがとうございました😆


それでは次の章へ to be continue…