『バイオハザード』のCG映画第3作
となる本作を再鑑賞。
劇場公開時以来の鑑賞だったが、
やはりシリーズのCG映画の中では
最も展開が雑な映画だと思った。
物語としては、
対バイオテロ組織BSAAのクリスが
かつての仲間レベッカや
レオンの協力を得ながら、
新型ウイルスを用いる
武器商人グレン・アリアスを追う
内容となっている。
ゲーム版第1作からの主人公である
クリスに加え、
同じく第1作から長らく登場が無かった
レベッカがCG映画で初登場となり、
共に物語の主人公やヒロイン
として活躍していくのは嬉しかった。
前作までに引き続いてレオンも登場し、
クリスとのタッグでみせる
立ち回りのアクションは格好良かった。
製作総指揮に『呪怨』の清水崇監督が
参加しているだけに、
冒頭での洋館や大学施設場面での
ゾンビ描写は怖いと思った。
しかし、
レオンのバイクアクションや敵を
派手なレールガンで撃ち抜く場面がある中、
いずれも一般市民への被害を無視した
ような描写となっているだけに、
アクションの格好良さよりも
身勝手で不要なアクロバットという
印象が強かった。
それに伴って、一般人への人的被害も
悪い意味で目立っている上に、
主人公勢が違和感を感じさせる位に
多勢なゾンビに対して強過ぎると
思わない事もなかった。
又、シリーズの中では珍しく
バイオテロ後のワクチン描写もあるが、
既に人を襲ってしまった可能性や
人体が欠損している人も考えられる中、
その方法が大雑把過ぎると思うところだった。
加えて、敵であるアリアスの
動機に関しては回想も含めて理解できるが、
レベッカへの行いはかなり変態的で、
その点で一気に感情移入できなくなる
のは残念だった。
物語が進むにつれて展開が大雑把で
大味になっていく印象で、
格好良いアクションを描きたい為の
舞台装置な映画に感じられた。
ファンとしてキャラクターは好きでも、
本筋はしっかりして欲しいと思った。
バイオハザードのCG映画ってこんなにシリーズ化されてるんですね 厳しめの評価にシリーズへの愛を感じます🤔
さすらい農場さん 数年単位で細々と製作されていますね。ゲーム版の空白期間を埋めてくれる上に、どんどん原作から離れた実写版より安心感があります。😄