鍋レモン

スイス・アーミー・マンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
2.6
⚪概要とあらすじ
『ハリー・ポッター』シリーズなどのダニエル・ラドクリフが主人公である死体を演じ、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』などのポール・ダノと共演した異色作。

無人島で遭難してしまったハンク(ポール・ダノ)は生きる気力を失い、悲嘆のあまり自殺しようとする。ちょうどそのとき、海岸に流れ着いた男性の死体(ダニエル・ラドクリフ)が目に飛び込んでくる。その死体からはガスが出ており、浮力があった。ハンクが飛び乗ると、死体は水上バイクのように動き始め...。

⚪セリフ
「女と比べると男が早く死ぬのはそのためだ」

⚪感想
脚本からしてバカバカしいけどこんな真面目に作ってくれた人、演じてくれた人に感謝。
前半めちゃくちゃ面白かったんだけど後半ちょっとなんか苦手な感じで訳が分からなくなった。とにかくシュール。

コメディーを観るつもりだと損をする。『Frank フランク』を観た感覚。

様々な便利な機能を持つメニー。スイス・アーミー・ナイフは多機能ナイフだからスイス・アーミー・マンは多機能男って感じなのかな。

メニー役のダニエル・ラドクリフの演技力も凄い。圧倒的死体感とぼけーっとしてる感じが何故か分からないけど可愛い。

ハンクを演じるポール・ダノも良かった。

冒頭のから首吊り自殺しようとしているシーンで驚かされるし、ハンクが自分以外の人間を見つけて駆け寄ろうとして首が締まるシーンはいい演出。

森の中のゴミで作った芸術達がどこかオシャレで可愛くて素敵だった。

解説を読んで観たけど自分の中ではピッタリ来なかったので前半の面白さから後半急降下。
解釈によって好き嫌いがかなり別れそう。
なんかもどかしいし、消化不良だし、気持ちが悪い。



⚪以下ネタバレ



メニーの便利機能が好きすぎた。お尻からガスが出てジェットスキーのように乗れたり、胸の辺りを押すと飲水が出たり、エッチなものを見て勃つと勃った方向が故郷を示していたり...。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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