圧倒的歌唱力
落ちぶれた劇場支配人バスター・ムーンが劇場の威光を取り戻すべく、一世一代の歌唱力コンテストを開催する。
USJ映画レビュー12作目。
まだショーには行けてません(泣)。
歌で夢を掴み取るストーリーはやっぱりどこかクるものがあります。
支配人含めて参加者みな闇を抱えているのですが、そんな事に負けず歌で吹き飛ばすのがとてもいい。
ムーンが結構ロクデナシな奴なのに、底抜けにポジティブだったりプロデュース能力が高いからかどうも憎めない。こういうのをカリスマ性があるというのか。
山ちゃんが他の歌手に引けを取らない歌唱力なのも驚きですが、MISIAが圧倒的すぎる。音域の広さや声の張り、どこまでも伸びる高音が異彩を放ってました。
棒読みだったのが帳消しになる歌声。
諦めなければ夢は叶うというよくあるメッセージを見せておきながら、登場キャラがクズだったり闇が深いのが現実的でシニカル。怪盗グルーと同じく、子供と大人の両方を意識している映画。