シマすけ

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのシマすけのレビュー・感想・評価

3.9
【あぁ〜、可愛い😍】


あらすじ :
5年に一度の青い大満月の夜、すみっコ達の暮らす町に魔法の国から魔法使い達がやってきた。楽しいパーティーが終わり魔法使い達は帰っていったが、手違いから魔法がまだ未熟な"ふぁいぶ"だけ取り残されてしまう。すみっコ達は落ち込むふぁいぶに、仲間が戻ってくるまで一緒に暮らさないかと誘う。


1番の推しはとかげです。


みんな可愛くて健気で癒されるし、なんなら1分半に1回は可愛いってなった。
前作がかなり尖った内容で刺さるか否かが激しかった分、今回は王道と可愛らしさに振り切ってかなり見やすい内容になっていたのが良かったです。時間が64分と短いのでゆるっと見れるのも良い。
(ちなみに前作は突き刺さった方ですが、重たくて見返すのがしんどい…)

すみっコぐらし最大の魅力と言えば、世間で言う「普通」からはみ出してしまった子達への共感と優しい視線だと言えるでしょう。不完全ゆえの愛おしさと共感と言うべきか。
今回のゲストキャラのふぁいぶは、みんなの役に立ちたくて繰り出す魔法が、未熟さゆえに次々と裏目に出てしまう、中々に共感性羞恥を抉ってくるキャラクター。
そんな失敗ばかりで泣きじゃくる彼を、慌てながらも温かく励ますとかげに胸キュンが止まりませんでした。
似たような境遇だからこそ、親身にならずにはいられないんだろうね…
強さとは、こういうのを指すのかもしれません。


すみっコ達の住む町が舞台で愛らしい準レギュラーもたくさん出てくるので前作よりも安心感があり、すみっコぐらしが好きな人はこっちから見た方が良いかも(前作も傑作なのでぜひ)。
「ゆめが自分自身を形作る」「優しさが誰かを救う」というテーマもあるので、幼いお子さん達への教育面でも優れている映画です。

とにかく何もかもが可愛くて、温かい気持ちになりました。
シマすけ

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