若き日々から抜け出せない不良中年たちの物語。
前作から20年の月日が実際に立っており、役者の哀愁の漂い方が尋常ではない。面影は残しつつも、くたびれたおじさんになっている。
刺激はあまりない。
どんなことがあっても、人生は続いていく。しかも過去の清算はできない。
20年で世の中は大きく変わっているが、
マークやサイモンたちで集まると、結局やることは、昔の焼き直し。
なつかしさにひたるが、年齢のせいで背負うものが重くなっているため、前作よりも、全体的に空気が重い。駄目の上塗り。
なつかしさに浸ることさえ、ドラッグ的な行為に見えてくる。