とりん

オールド・ジョイのとりんのレビュー・感想・評価

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)
3.0
2023年20本目

先日観た「ウェンディ&ルーシー」のケリー・ライカート監督が2作目に手がけた長編映画。これを観てミシェル・ウィリアムズが惚れ込み、監督に直談判したらしいけど、個人的にはあまり伝わらなかったなぁ。好きな人は好きだろうなと言った感じ。
友人である男2人のキャンプと温泉地に向かう道中を描いただけのロードムービー作品。
特に起伏もなく淡々と描かれているけど、それがリアルに伝わってくるし、男たちと表情だけでもなかなかである。
もちろん彼らの背景や説明なんて一切ないけれど、その表情やセリフの端々から、普段あまり上手く人生いってないんだろうなというのも容易に想像がつくし、特に逃げというわけでもないけれど、この旅で少しでも気分を変えれたら的な感じがわかる。
一緒について回るワンちゃんがとにかく可愛くて、口に枝を咥えてたり咥えてなかったり、ひとつひとつの動作が可愛らしい。演技指導とかしてるんだろうけど、なんか自由にさせてる感じも見える。温泉入るときどこにいたんだろうな。
ちょっと淡々としすぎてたし、最終的にも何が描きたかったかはいまいちわからなかった。
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