このレビューはネタバレを含みます
2024/02/11鑑賞。44点。
主演はノオミ・ラパス、共演はピーター・ストーメアということで良作になるか駄作になるかが本当に分からないパターンだが、それに加えてマイケル・チクリスまで出てきたら身構えてしまう。
チクリスとストーメアが主人公の敵役ということで、その点はかなり期待していたが結果は残念。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
夫と別居中のレネー(演. ノオミ・ラパス)は、息子・エヴァンが攻撃的な兆候を見せていることに悩んでいた。
エヴァンを夫に預けたレネーは、友人の手配してくれたスカイ・ダイビングへ向かう。
人通りの少ない道で車がパンクし、タイヤ交換しようとしていたところ2人組の男にスタンガンで襲われてトラックに押し込められる。
謎の施設に監禁されたレネーは、この場所で"破裂させること"を目的とした実験が行われていると知る。
テレンス(演. ピーター・ストーメア)たち監禁グループの目的は、G1012Xと呼ばれる特別な遺伝子を持つ人々を覚醒させること。
"破裂"とはその遺伝子を覚醒する瞬間であり、そのためには恐怖という感情が極限に達しなければならない。
G1012Xを持ち"破裂"を経験した人々は【新世代】と呼ばれる、優れた身体能力を持つ新たな人類に変貌を遂げる。そして、テレンスたち監禁グループも【新世代】だった。
これまでは①G1012Xを持つ人を探す→②恐怖を与える実験をする→③"破裂"すれば【新世代】の仲間に加え、"破裂"しなければ実験は失敗という面倒なフローだった。
しかし実験の過程で、レネーはこれまでの【新世代】の中でも秀でた存在であることが判明した。
【新世代】へと変貌を遂げたレネーが出産した場合、最初から【新世代】の能力を持った子どもが誕生すると分かったのだ。
レネーの場合、蜘蛛が最大の恐怖の対象。
レネーは、顔に蜘蛛を這わせられて恐怖のドン底に突き落とされる。
レネーもついに"破裂"し、目的を達成したテレンスたちは彼女を解放。
レネーは今までと変わらない生活を送ることになるが、もはやかつての彼女はいない。
【新世代】の仲間入りをしたレネーは、テレンスたちが求める通り、G1012Xを受け継いでいる息子・エヴァンを差し出すつもりだったが、僅かに残る良心から息子を逃がす。
テレンスは、レネーが裏切ったことに気づくがあえて見て見ぬふりをし、【新世代】の仲間をもっと増やすために暗躍する・・・。
※一応これで終わりだがオチが弱い
