Jaya

ジャック・リヴェット、夜警のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャック・リヴェットへのインタビューの一日の映像。字幕の付け方に疑問もあり、かなり頭に入って来づらい。

二部構成の前半はお昼。セルジュ・ダネーの、いかにもフランスという回りくどい言い回しの心理テストみたいな映画評論の開陳が続き、かなり退屈で眠かったです。それぞれの目線がかなり違うのであんまり会話が噛み合ってない。

後半の夜の部は打って変わってリヴェットの独白が続き、興味深く観ることができました。ダネーの質問も今度はなかなか良かったです。

マイアミからニューヨークまでの道程は1934年より現代の方が時間がかかるという映画の制約の変化への表現が一番心に残りました。

発言が答えになっていない場面もありましたが、それも彼の思索故だと感じました。会話の間にインサート的に入る風景の撮影は全てダサかったです。

前半はしんどかったですが、後半ではリヴェットの魅力がよく感じられて、リヴェットを知らない人でも惹かれるものがあるのではと思う作品でした。
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