【「恐れ」たら負けだ】
普段、ホラーというジャンルは好んで観ません。
べ…べつに怖いからとかじゃないっすよ⁇
確かに3、4歳くらいの時、おかあさんがお風呂に入ってる間にうっかり都市伝説系の番組を1人で観てしまって、「口裂け女」が本当に車と同じスピードで追いかけてくると思って、急いでお風呂場のおかあさんに助けを求めましたけど⁇必死でお風呂のドアを泣き叫びながら叩きましたけど⁇
今思い出しても怖いですねぇ…
完全にトラウマですよ…凄い覚えてますもん笑
まぁ、今はホラーはファンタジーだと思ってますから、別に嫌いだから観ないというわけではありません。観る機会が無かっただけで。
続編にマカヴォイが出ると聞いたのでそりゃ一作目から観ときたいですし、原作はスティーヴン・キングですからね。今回意を決して観ることに。
なんだい、めちゃくちゃ面白かったです。ホラー要素のある青春コメディでした。
ホラー映画でこんなに笑うとは思ってませんでしたね。
原作を読んでいないので断言はできませんが、この監督さん、スティーヴン・キング原作の「映画」が好きなんじゃないですかね?
「スタンド・バイ・ミー」はもちろん、お風呂のシーンは「キャリー」を彷彿とさせますし、ビル・スカルスガルドの演じたペニーワイズは「シャイニング」のジャック・ニコルソンを思い起こさせました。
そのため、監督の映画愛を勝手に感じてしまいました。
意識していたのかどうかは知りませんが…
とにかく、ホラーを観ようと心構えをしていた人はきっと肩透かしだったことでしょう。
私はあまりジャンルは意識せず鑑賞し始めたので、思いのほか楽しかったのですねぇ。
それも、映画館だったらしっかり怖かったろうと思いますよ⁇
テレビ画面で観ながら「映画館で観たら面白いだろうなぁ、これ」とずっと思ってましたし。
「ルーザーズ・クラブ」の面々がそれぞれ個性豊かで良いんですよねぇ。
これはこの物語の持つメッセージを伝える上でとても重要なことです。潔癖症の箱入り息子が特に面白い。
「全てはまぼろし。恐れたら負けだ。」
そうなんです。
相手を恐れたら負けなのです。
私も明日から怯えずにボスと口裂け女に立ち向かっていきたいと思います。
ということで、もちろんジャンルはホラーなのですが、意外と子ども向けの作品かも知れませんね。力を合わせれば勝てるとか、恐れた方が負けなんだとか、伝えたいメッセージが単純というか子ども向けな感じがします。
大人がみんな敵だったり、頼りにならない辺りも、思春期の子どもはより感情移入することでしょう。
そもそも脅かしてくるヤツがピエロですからね。
マカヴォイ出演の続編も楽しみなんですけど、スティーヴン・キングの作品を一から読んで完全に「ダーク・タワー」を攻略したいんですよねぇ…
今回もガンスリンガーの生きる「中間世界」の「荒地」というワードが出てきました。
スティーヴン・キングを一から読んだら私なんて読破に何年かかるんでしょうかねぇ…