黒人一家が引っ越してきた白人の村サバービコン。人種差別による衝突が勃発して行くと同時に、白人家族ロッジ家で奇妙な強盗事件が起こる…という話。
何かがおかしい…とかいうよくありそうな不穏な雰囲気がすごくよく出ていて面白かったし、
ジョージ・クルーニー曰く本作がトランプ批判であるように、非常に痛烈な差別が描かれているのが興味深い。
同時進行するミステリ調な殺人事件も展開が良かったように思う。
のに、
のに!!!
要素が多すぎ?なのか、上手くまとめられなかったのか、
一つ一つのストーリーが興味深いだけに
イマイチ話が一つにならずに
平行線で進んでしまっていて、
どうもすっきりしない…
それをなんだか「子どもたちよ、アメリカや融和的な社会の将来はお前たちに任せたぞ…」
と所々口を挟むように子どもたちを登場させて繋いでいるような気がしてならなくて、
正直残念。
結論的には もっとどっちかにフォーカスするか、うまく関連性を持たせて欲しかったというのが率直な感想。
役者さんたちや演出もいいだけにほんとに惜しく感じました。