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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープルのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
▪️JPTitle :「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」
ORTitle:「Hunt for the Wilderpeople」
▪️First Release Year : 2017
▪️JP Release Date : 劇場未公開
▪️Production Country : ニュージーランド
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-255
🕰Running Time : 101分
▪️Director : タイカ・ワイティティ
▪️Writer : タイカ・ワイティティ
▪️MusicD : ※※※
▪️Cast : サム・ニール、ジュリアン・デニソン、リス・ダービー
▪️Review
🖋これまた面白い作品なのに日本では劇場未公開でなおかつソフト化もされておらず、配信のみで鑑賞できる作品です。海外ではかなり評価の高い作品のようですが、日本はこのパターンが残念ながら多いですね。。。
本作、コメディとしても、バディムービーとしても、そしてロードムービーとしても、完成度の高い作品だと思います。

🖋平たく言うと問題児のリッキーと頑固おじさんのヘクターの森での逃避行バディムービーです。監督は『ジョジョ・ラビット』のワイティティ監督で、『ジョジョ・ラビット』が少年ジョジョから見たナチスを描いているように、本作でも少年リッキーから見た冒険の世界を巧みに描いています。両作とも子供を優しく見つめる目線で描いているのは共通ですね。なのでどんなにその冒険が犯罪っぽくなろうが、ヒトを巻き込もうが、全てが子供目線から見たギャングストーリーの寓話として描かれています。その優しさがとても良い世界感を作り出しています。

🖋その内容もワイティティ監督のコメディセンスが光っていて寓話ならではのシュールな笑いに満ちているのがとても面白いです。展開のリズムもすごく良くて、そして何より登場人物のキャラが際立っているのが面白いところ。特に少年リッキー演じるジュリアン・デニソンのシュールなギャグは最高ですね。

🖋物語は。。。
何度も里子に出されては問題行動を起こす不良少年リッキー。児童福祉局によって、ニュージーランドの森で生活するベラとヘクターのもとで新しく生活を始めます。里親のベラの親切さに触れ心を開くようになりますが、ベラの死をきっかけに森の中を潜入し、探しに来たヘクターも骨折により森でのサバイバル生活を余儀なくされてしまうのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ監督が、孤児の少年と偏屈な老人が繰り広げる奇妙な逃避行を描いたコメディドラマ。問題ばかり起こして里親のもとを転々としていた孤児の少年リッキーは、ニュージーランドの田舎で暮らすヘクターとベラ夫妻のもとへ預けられる。優しいベラに少しずつ心を開いていくリッキーだったが、ある悲劇が起きたことから、ヘクターとともに指名手配の対象になってしまう。リッキーを「デッドプール2」のジュリアン・デニソン、ヘクターを「ジュラシック・パーク」シリーズのサム・ニールが演じる。
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