ケイスケ

アリータ:バトル・エンジェルのケイスケのレビュー・感想・評価

3.7
あれ…?これ意外と面白いのでは…?予告でアリータの大きな目を見たとき一瞬「ヒェッ…」ってなったけど本編を観たら普通に可愛いし、吹替の上白石萌音さんも良かった。なんか途中で対魔忍アサギみたいな格好になって少し笑っちゃったけど。

まずロバート・ロドリゲス監督のアクションが良いですね。『マチェーテ・キルズ』や『プラネット・テラー in グラインドハウス』など最近はイロモノ系の映画監督のイメージもありましたが、しっかりとアクションを見やすく撮れる人。さすがです。

PGー12指定ですがゴア表現は多め。大半はサイボーグなのでバラバラのグチャグチャになっても血は出ませんが、顔面をスパッと斬ったりコンベアに巻き込まれたり四肢切断されたり目に突き刺したり…となかなかエグい。バラバラにされたアリータを見て変な性癖に目覚めそうになったヤバイヤバイ。

続き物のため「俺たちの戦いはこれからだ!」的なラストで終わるのですが、黒幕のあのキャラはどう見ても小物にしか見えない。マハーシャラ・アリ演じるベクターの方が大物の雰囲気ある。てかベクターはオスカー常連役者にやらせるキャラとは思えないショボさでこれはこれで面白かったです。

製作費に見合うヒットにならなかったため続編があるか分かりませんが、このまま尻切れトンボで終わるのはやだなあ。海外では続編を求める署名活動や、ソフトの購入の呼びかけなどの動きがあったみたいですね。それだけカルト的な人気が出た作品なのは間違いないので続編オナシャス!次はちゃんと映画館に行くからさ!笑