成川ジロー

おじいちゃんはデブゴンの成川ジローのレビュー・感想・評価

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)
3.0
アイディアは良いし何よりもサモ・ハンが監督主演やることに意義があってかなり期待したんだけど、色々とアンバランスで残念な箇所が多い。音楽がとても映画に合ってないように思えたし、アンディ・ラウは友情出演とかのチョイ役にすべきで、アンディ・ラウのようなキャリアのある人が演じる役じゃないよなーってずっと違和感があった。女の子は凄い良かった。

肝のアクションはもうちょっとバラエティ豊かにやってほしかった。相手がチンピラだろうとちょっと強い感じの中ボス格だろうとロシア人の殺し屋だろうとやってることが一緒に見えたし、撮り方もあんまり良くなくて見づらい部分あるし、スローモーションとか「なんでここで?」って箇所が多かった。音楽も含め悪い意味でハリウッドアクションの影響を受けてしまったように感じた。流石に全盛期のサモ・ハンアクションと比べちゃいけないんだろうけど、全体的に勿体無いなと思う。

サモ・ハンにはこれからも満足するまで映画作って欲しい。
成川ジロー

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