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DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"

DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"の作品紹介

DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"のあらすじ

2016年5月23日、「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」東京ドーム最終公演。 音楽界に多くの伝説を残し、常にトップスターで在り続けた男がステージを降りた。 —彼はなぜその決断をしたのか。— 氷室京介自身から発せられる数少ない言葉を頼りに、多くのファンは様々な思いを巡らせていた。 次第に明らかになる聴力の問題、遠く海を隔てて体験した東日本大震災、無念のステージとなった2014年の横浜スタジアム、そしてファンへの想い……。 氷室京介はいつも何かを背負い、様々なことを受け止め、そして一人、決断していた。 この激動の6年間、様々な「氷室京介」にまつわる事象の裏で、1台のカメラがその姿を捉え続けていた。

DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"の出演者

氷室京介

原題
製作年
2016年
製作国
日本
上映時間
116分

『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO "POSTSCRIPT"』に投稿された感想・評価

3.0
 元BOOWYのボーカリストであり、20世紀最後の孤高のカリスマ・シンガーを追ったドキュメンタリー。「ロスへおいでよ」という一言で、氷室と、当時『NEWS ZERO』のプロデューサーで監督である山崎大介の6年間に渡る密着取材が始まる。冒頭の出会いの場面から凄い。まるでヤクザの親分を待つような物々しい雰囲気の中、スタジオの玄関を黒塗りのベントレーが颯爽と現れる。緊張に凍る中、助手席から現れる氷室の笑顔。桐谷美玲がスタンバイし、山崎自身が構えるカメラに挨拶するでもなく、足早にスタジオへと入っていってしまう。だがその取っつきにくそうなイメージとは裏腹に、スタジオの中の氷室はまさにプロそのものだ。バンドメンバーと仲良く談笑したかと思えば、エンジニアに事細かに指示を出す。その姿はヒート・アップする直前のギリギリの冷静さを兼ね備えている。極めて率直に冷静に、必要な言葉だけを選び取り、長年連れそうスタッフ達と繰り広げるスタジオ内の真剣勝負は緊張感がある。驚いたのは卓内に備え付けられたボーカル・パートの波形を、氷室自身がマウス片手に自在に切り分け、歌いやすいようにアレンジしていることだ。自分で出来ることは何でもやる、専門のスタッフに任せなければならないところはスタッフを信頼し、委ねる。この男、リーダーに必要な才覚と度量、カリスマ性がしっかりと備わっている。

人を魅了してやまない言葉選びも氷室がカリスマたる所以である。ギターの弦がきつく張ってある時が一番良い演奏ではないように、シンガーも熟れてブヨブヨした頃が円熟期なのだと語る。また自身のセットリストをボクシングの試合のようだと分析する。歌には当然、楽な曲と難しい(激しい)曲とに二分される。楽な曲を最初からずっと並べていくのか、それとも楽な曲と激しい曲を交互に挟み込むのかで、追い込み方や加減をその都度変えているという。まさにシンガーという宿命を背負った50代のアスリートのようである。偶然亡き父親の話になった時、どうしようもない肉屋の父親だったけど、皿を洗う時に泡だけをさらっと洗うのではなく、丁寧に洗うことを教えられた幼少期の話を回想する。普通に洗うよりは2分ほど手間はかかってしまうが、そういう仕事に向かう職人的姿勢を教え込まれていったのだと遠い目で語る姿に、いつの間にか魅了されてしまう。氷室京介=完璧主義のロック・シンガーというイメージ以上のストイックさの源流は、肉屋の父親の職人的仕事ぶりが反映しているのかもしれない。山崎監督らスタッフをLAの自宅に招き入れた時も、ほとんどプライベートな話はしない。妻と子供達の話が出てもそちら側には行かず、専ら口から出て来るのは仕事の話ばかり。その中でも東日本大震災追悼ライブについて語る際、かつての仲間だった布袋や松井を思いやる姿が印象深い。氷室にとってBOOWYとは一生越えられない大き過ぎる何かなのだという。

だからこそ氷室京介卒業の遠因となった一つの事件に心を痛める。常にイヤモニに神経質になり、長年担当したスタッフといつも入念にイヤモニのセッティングに神経過敏になる姿は、やはり何度観ても切ない気持ちになる。喉も身体もまだまだやれるが、シンガーたるもの、耳の限界には抗えない。山崎と出会うほんの数年前から氷室の右耳は変調を来たし、その右耳をかばうために左耳を酷使し過ぎたせいで、左耳はある周波帯の音がまったく聞こえなくなってしまった。ボクサーの目と動体視力、プロ野球選手の肘、膝、プロレスラーの腰、首。長年酷使し続ける一流のアスリート達が必ずどこかに大きな故障や爆弾を抱えるように、30年間大きな舞台に立ち続けてきたシンガー氷室京介に訪れた僅かな変調。矢沢永吉を引き合いに出し、シンガーとしての尊敬の念を話す時、彼は自分の限界が少しでも見えたら引退すると常日頃から公言していた。その意思に対し、有言実行の唐突な卒業宣言。ファン達の「俺たちはまだ氷室京介を卒業できない」の言葉。テレビの前で決して語ろうとしなかった引退の真相、3万人の観客に伝えた涙交じりの言葉、ドームツアーの最後の雄姿が胸を締め付けてやまない。

監督である山崎大介は、山岸舞彩へのセクハラで左遷された曰くつきの人間らしい。映画は冒頭から山崎大介を演じた芝居がかった人間の再現風VTRで始まり、しまいにはおしゃべりな自分語りになり、一向にドキュメンタリーになり切れていない。そもそも6年間で取材した180分間のテープというのは、果たして対象に十分に迫り切れたと言えるのだろうか?彼の演出には山岸舞彩へ迫った時と同じような、氷室京介という絶対的スターへのしつこさが足りない。松江哲明や森達也のドキュメンタリーほど、被写体に近付いた感じもしなければ、ライブ映画としての映像マテリアルも不十分である。主に出て来るのは東日本大震災のチャリティ公演のダイジェスト映像と、WOWOWに間借りしたラスト・ギグの映像のみで、クライマックスも無理矢理に、尺を合わせたたどたどしい編集がいささか寂しい。汐留の局内での再現VTRのような無駄な演出はいらないので、もっと氷室の楽曲に迫った構成にすれば、人間=氷室京介の魅力に迫れたはずだ。ドキュメンタリーとしてもライブ映画としても、いささか凡庸な出来が残念だが、スクリーンの大写しで氷室京介を堪能したい人には、是非とも足を運ばれたい。
無様でもやり続ければそれは生き様になる
by 氷室京介

Dreamin' アスファルト泥だらけのクツあふれ
Dreamin' 灰色の風から俺たちは生まれ
ボルト&ナットのしくみで組みこまれる街で
爆弾にはなれない OH NO!

Dreamin' よくできたおちこぼれはすぐはずれ
Dreamin' いつからか番号だけで呼ばれ
汗のにおい信じない言葉に刺もない
悪びれないスペアマン WOW
そんな奴らは好きじゃない
俺はそんなにバカじゃない
ハートは今ここにある WOW

OH Yeh I'm only Dreamin'
I'm only Dreamin'for me

右へならえでおちつき一日を選べない
人形ともちがわない OH NO!
そんな奴らは好きじゃない
俺はそんなにバカじゃない
ハートは今ここにある WOW

OH Yeh I'm only Dreamin'
I'm only Dreamin'for me


BOØWYの曲の力は凄い!
鑑賞中に大声で一緒に歌いたかった

KYOSUKE HIMURO LAST GIGS
DREAMIN'

…参りました

移動中の氷室京介
リハーサル中の氷室京介
ステージの上の氷室京介
BOØWYについて語る氷室京介
矢沢永吉について語る氷室京介
などなど

お陰様で色々な氷室京介が観れて
そのすべてがとても魅力的でした!

ただ
そんな超最高級素材をもっと観たいのに
ちょいちょい入ってくる不要な再現ドラマなど
言いたいことがない訳ではないけど…

こだわりの男・氷室京介の感想も聞いてみたい
Aki
4.0
ドラマで始まり戸惑った。完全ドキュメンタリーを期待していましたのに。

LAST GIGSは5/22の映像(WOWWOW提供って!)で、まさにその日はその場所にいたので、あのライブの興奮が蘇ったのは言うまでもありません。

横浜アリーナでの転倒もしっかり映像として捉えているのは驚きでしたが、貴重な物を見せてもらった。そしてIF YOU WANTでは泣いてしまった。今までこの様にして作り上げていって、我々に届けてくれていたのですね。

ただ残念なのはやっぱりドラマ部分。雑に作っている感じ。震災の時はdocomoでiPhone無いはず。あれがなければもっと氷室京介という人間を魅せられたのに。
何はともあれスクリーンで観るべき作品。
中学生並の感想で申し訳ないが、かっけーんすよ!

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