KUJIRA

哭声 コクソンのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白そうだけど、韓国映画苦手で敬遠してたやつ。劇場で観れば良かった。ジワジワ来る心理ホラーにミステリーとオカルトミックス。こう言うの好き。でも大体ハズレ。これはアタリだった。

やけに長いと思ったら2時間半もあるのか。その尺でも中弛みすること無い展開は見事。ホラーシーンも適度に散らばっていてバランスが良い。ただ、夢オチが多いのが難点。

何となく展開が読めると思わせておいて、最後までオチが見えない。この緊張感が持続する感じが好き。
話は結局見えなくなった。怪しい日本人がやっぱり犯人。その正体は悪魔、見た目は鬼。悪魔って呪術を使う者だったか。日本人の家に不動明王らしき像が祀ってあったが悪魔もしくは鬼的にはアリなんだろうか。途中でゾンビ作ってたけど、話に関係無さそう。

祈祷師が写真を持っていたから、日本人と祈祷師は同じ悪魔と言うことか。確かに、一緒に出てるシーンは無かった様に思う。お祈りの様子もいい加減そのものだった。だが、祈祷師と日本人が呪術合戦をしていたシーンはどうなるのか。時系列が違うのかな。日本人苦しんでたけど。祈祷師も幻覚や女性の霊っぽいのに怯えていたけど演技?
その女性も霊なんだか呪術師なんだか分からない。
祈祷師と日本人が途中まで人間で、途中から悪魔にすり替わってる可能性もあるかな。
でも、手にスティグマータがあるってことは聖人?

主演の男が好きになれない。小心者なのに偉そうに振る舞い、判断基準も利己的。祭壇を破壊したり恫喝したりするシーンにゲンナリ。

國村隼さんが韓国語を話さなくて妙に安心した。フンドシ一丁で、鹿を獣の如く喰らうシーンは怖い。
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